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【2023年を振り返って】事業家が議員になるということ。若者が議員になるということ。

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

議会も終わり、少し時間ができたので、最近は消防団活動として歳末特別警戒に参加したり、会社の仕事をやっていたりします。

さて。
間もなく2023年が終わろうとしています。
皆さんにとってどのような年でしたでしょうか。

私にとっては2023年は一番大きかったのは、やはり人生で初めての選挙。これ以上に”戦った”という言葉にふさわしいことは人生においてなかったと思います。
そこで今回は市議会議員になってから7ヶ月ほど経ち、年末ということもありますので、2023年を振り返りながら、タイトル通り「事業家」と「若者」と言う目線から市議会議員について話したいと思います。

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2023年の振り返り

2023年の年明けは八坂神社におりました。
今でもはっきり覚えていますが、神社の前で「明けましておめでとうございます」と連呼しながら、チラシを配っていた記憶があります。

4月の選挙まで今年の頭は政治活動にほぼほぼ時間を使い、専念しておりました。会社の仕事、店鋪運営に関してもほとんどやっておらず、少しでも政策を訴える時間を確保するためにはどうすればいいのかということを考えながら動いていました。

4月の選挙まで東村山市民の方をはじめとして、周りの方々にはお騒がせしました。改めてありがとうございました。本当に皆さんの支えがあり、なんとか当選できました。日本維新の会という政党に所属をしているものの、党から人の支援などはなく、自分たちで作る手作り選挙だったということもあり、様々な方面にご迷惑をお掛けしたかと思います。そして大変お世話になりました。この気持ちを忘れずに、議員として活動を続けていきます。

そして、今年は作った店を潰すということもやりました。

非常に選択としては悩みましたが、それでも議員というお仕事をさせていただくにあたり、時間が取れないということもありました。私が東村山で初めて開業した「まがりDEバナナ」。そこから発展していったランチカフェリコード。私の原点と言っても過言ではありません。

上記の記事を読んでいただけるとわかりますが、様々な要因がありました。
今でも本当に正しかったのかと言われると難しいですが、閉店をしなかった場合に出会えなかった人ややれなかったことも多いと思うので、良かったことだと捉えるしかありません。

その分議会に集中できたと胸を張って言えます。
初めての経験しかない中、たくさんのことを学びながら、たくさんのことを感じながら、たくさんの経験をさせていただきました。その中で感じたこともあります。

議員になるということ【実業家として】

私は大学を卒業後、就職せずに海外に行きました。その後サラリーマンを経験し、5年前に独立をしました。そこからは様々な事業を行いながら、コミュニティ形成をしていき、現在に至ります。

実業家と自分で言うつもりはないですが、わかりやすく言うとこれに当てはまると思います。ビジネスをこれまで自分で立ち上げてきた人間からすると変だなと感じることも多かったです。

例えば、紙でのやり取りが多いと言うこと。
普通の会社であれば、GsiteやTeamsなどのクラウドサービスを使いながら、様々なやりとりを円滑にしたりするかと思います。その他にもSNSを活用したり、それこそこのブログもそうです。ITをそれなりに使って仕事をすると言うのがビジネスの世界では、当たり前かと思います。
しかし、議会はそうではありません。Faxとまでは言いませんが、毎度資料が紙で共有されたり(今はクラウドになりましたが)、電話で来たり(今はチャットツールが入りましたが)、全時代的だなと感じることも多いです。もちろん何でもかんでも紙がダメとは思っていませんが、それでも効率良くできることはまだまだたくさんあるなと感じる日々でした。

議会での慣習もそうです。
議会は基本的には出なければなりません。しかし、議会開催中自分自身が話す時間を出番とすると、ほとんどありません。会派を組んでいる組んでいない、予算決算の審議があるない、質疑をどれくらいするかにもよりますが、1議会あたり私の発言時間は30分もありません。
ではそれ以外の時間は何をしているのか。自席に座って話を聞いているわけです。丸一日喋らない日の方が多いくらいです。その時間の全てが無駄だとは思いませんが、オンラインでの出席や、効率化などをもう少し図ってもいいのではないかと感じます。

議員になるということ【若者として】

私は現在、東村山市の市議会では最年少となります。
今は唯一の20代議員であり、来年の1月に誕生日を迎え30歳になりますが、またその2年後には唯一の30代の議員になります。

それくらい若者がいないのが今の市議会です。
こちらも一概に若者がいるから良い議会かと言われるとそうではないですが、東村山市の人口比を見てももう少し20代〜30代の議員がいてもおかしくはありません。東村山市に限った話ではないと思いますが、年齢が偏っているのが議員の世界です。

それが原因なのかは定かではないですが、議会は古くからの慣習が残っていることが多いです。「これってなんでこうなんですか?」と先輩議員の方に聞いてみても「あれ?なんでだっけ?」だったり、「慣習なんだよね」だったりと言われることも多いです。

先ほども少し出しましたが、たとえばオンラインでの開催なども挙げられるかもしれません。
東村山市議会は原則、本会議、常任委員会はオンラインで配信されています。ですが、議会へのオンライン参加は認められていません。私が所属している広報広聴特別委員会はオンラインでも可能となっています。
新型コロナウイルスが蔓延している時でさえ、オフラインでやっていたと聞きます。本会議も含めて全てオンラインでもできるようにしようとは思わないですが、委員会はオンライン参加もできるようにすべきと考えます。

こういった今の議会にはないことを提案しても、数の力で敵わないことも多いです。先日、議会だよりに載せる決算金額について、「グラフを載せよう!」と言う提案をしました。結果的には提案が叶った訳ではありますが、それでも様々な議論がありました。自分でビジネスをやっているとすぐに明日にでも変えられることでも、議会ではそうはいきません。本当に様々な過程を経て、表に出てきているんだなと改めて感じました。

このように一般的な社会から見てみると、「なんだか変だな」と感じることも多いです。
ですが、それがやりがいにつながってくることもあります。

まとめ

今年は本当にいろんなことを感じました。
自分自身がまだまだだなと感じることも多く、正直悔しい思いをすることもありました。まだまだ4年の任期は始まったばかりで、ようやく30歳になります。これまでも様々な経験をしてきましたが、これからはさらに深くなっていくと考えています。

2023年は本当にいろんなことを考えるきっかけになりました。
皆さんと引き続き関わり合いながら、時にはお世話になりつつ、時には悩み事を解決しつつ、2024年もしっかりと地元東村山のため、日本のために動いていきます。

来年もどうか「かくたかづほ」をよろしくお願い申し上げます!
今日はこんなところで。それでは。

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