スポンサーリンク

【一般質問三日目】出番終わりました。反省と今後。

まちづくり
スポンサーリンク

こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は、終日引き続き一般質問でした。そしていよいよ出番でした。
午前中に出番がくるかと思っていましたが、午後いちになり、昼休みもソワソワしっぱなしでした。

さて。
今日は登壇ということで、改めて内容の確認とどのような答弁だったのか、そしてそれをどう考えたのかまとめていきます。

スポンサーリンク

「実情に合わせた事業実施を!次世代への徹底投資のために!」

内容に関しては、通告書を出したときのブログに詳しく書きましたので、こちらをご覧ください。

東村山市営住宅のあり方について

東村山市には小平市・東久留米市にはない市営住宅があります。一方で都営住宅もあり、763戸空いています。それを一本化するという質問&提案でした。

あと30年はまだ住めるからすぐには難しいとの答弁でした。年間1000万円弱使っている市営住宅、そして民間に売却などすれば、さらに税収は増えることが間違いないことなので、非常にもったいないなと思います。比較すると東久留米にあるショッピングモールと同じくらいの敷地があります。富士見町は商業施設も少ないということもあり、この市営住宅をたとえば売却し、商業施設が入れば住んでいる方々もより一層便利になります。

ただ、都営住宅が東京都の他の市や区に比べて人口比率でも多いこと、市長から都知事に「これ以上都営住宅を増やさないでくれ」と要望したこともあるとの答弁でした。住んでいる方にももちろん配慮しつつ、財政状況を見つつ、大規模修繕などのタイミングでは、民間や都営にお願いするという答弁もありましたので、引き続き注視&提案をしていきます。

し尿処理について

年々減っている家庭から出てくるし尿処理費用に2300万円の歳出が当てられています。
家庭から出るのは、344件。事業用は、484件ということで、ここにこの金額が当てられているのは、私としては納得できません。

「湖南衛生組合」というものもあり、近隣市では小平市や東大和市も加盟しており、国分寺市・立川市は昨年加盟しました。ここに入ることによって、各市の歳出を確実に減っています。東村山市が独自で持っている必要性はあまり感じられません。

答弁の中では、まだまだ使えるので年々処理数は減っているが、それでも使い続けたいということでした。年間2300万円を支払い続けているのは本当にもったいないです。家庭から出てくるものに関しては、先に補助金などを出し、下水道に変えてもらう。事業用に関しては、先ほどの「湖南衛生組合」に加盟し、費用を減らすということも可能性として出てくると思います。

東村山市長寿記念品の支給について

88歳、100歳で贈呈している商品券を削減しようという提案でした。
東村山市では、すでに平成10年、平成17年に改正をし、金額を減らしてきています。それから20年ほど経過しているということもあり、思い切ってやってほしいという質問&提案をしました。

こちらもすぐすぐに実行するという答弁ではなかったですが、それでも今後さらに財政に重くのしかかってくることは間違いないので、削減する可能性は十分にあるという答弁でした。

上記3点に関して、繰り返しにはなりますが、当事者がいるもので、すぐにやってほしいとは考えていません。特に市営住宅には今も住まれている方がいらっしゃるので、その方々への配慮はもちろんのこと、長寿記念品もお年寄りを敬うことをしないという意味では決してありません。
実情に合わせて財政を見直し、財政改革を行い、次の世代、子どもたちに財源を回していきたいという想いがあるからです。引き続きこの想いを根底に様々な質問&提案をしていきます。

反省点と改善

今回の反省点としては、その事業廃止や検討は「今すぐに必要なのかどうか」ということでした。簡単に今回の項目をまとめると、

東村山市営住宅のあり方について×
し尿処理について×
東村山市長寿記念品の支給について

でした。
やはり「いますぐ無くさなければならない」という情報が足りず、危機感を伝えられなかったのが反省です。

市営住宅やし尿処理施設は、「大規模修繕や需要を見て、今後無くす可能性もある」との答弁でした。今すでに1000万円、2300万円かかっているそれぞれの事業は確かに近々の課題ではないかもしれませんが、それぞれが仮に10年続くとなると3億円を超えます。そういった形でうまく伝えられなかったのは私の力不足です。

また、早口になってしまいました。
今回は前回よりも原稿を作るときに文脈に注意し、どうしたら伝わるかということを意識しました。しかし、早く伝えなければ!と思い、早口になってしまったのが反省です。そのため、伝えたいことはおおかた伝えられましたが、時間が余ってしまいました。まだまだ勉強が必要です。

一方で、今回の質問は様々な先輩議員の方に褒められました。
それは話し方ということではなく、内容がです。内容はそこまで悪くないと少しばかりの自信を持ちながら、話し方を勉強し、改善していきます。
また、やはり日本維新の会の議員であり、しがらみが一切ないからこそ、このような財政改革に切り込んでいけるのだなと改めて感じました。一般質問では、基本的に要望をお伝えする議員がほとんどの中、私だけ削減の話をしました。今後も切り込んでいけるように勉強をし続けていきます。

以上、私の一般質問での反省点でした。まだまだ研鑽が必要です。引き続き市の課題を見続けながら、一般質問の中でも少しお話ししましたが、「将来世代にツケを残さない」財政状況にしていきたいと考えています。

気になったこと一覧

それでは、下記に他の方の一般質問で気になったことをまとめていきます。

国立市のフルインクルーシブ教育

国立市は障がいの分野で進んでいるなと度々感じます。
たとえば、手話が共通言語のスターバックスがあったり、身近に感じるようなまちになっているなと感じます。

手話が共通言語となる国内初のスターバックス サイニングストアが東京・国立市にオープン『スターバックス コーヒー nonowa国立店』 2020年6月27日(土)開業|スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックス コーヒー ジャパンからの「プレスリリース(2020/06/24)」です。

今回のことはこちらの記事で詳しくは書いてありますが、基本的にはどのような子どもでも普通の学級で学ぶことができるとのことです。

国立市が東大とタッグ、「フルインクルーシブ教育」に本気で動き始めた背景 | 東洋経済education×ICT
国連が2006年に採択した「障害者の権利に関する条約」(障害者権利条約)。日本も14年に同条約を批准し、教育現場ではインクルーシブ教育システムの構築を推進し始めたが、共生社会の実現に向けては課題が多い。こうした中、東京都の国立市教育委員会は「フルインクルーシブ教育」の実現を目指し、23年5月に東京大学大学院教育学研究科...

私としては、一気に進めるということでもなく、それしか用意しないということでもなく、子どもたちが「こっちがいい!」と選べるようにすべきだと考えます。フルインクルーシブも必要ですが、一方で特別支援学級も必要だと考えています。それを大人が決めないということが必要だと思います。
子どもたちのどんな可能性も潰してはいけないと考えるので、どんなことでもそうですが、大人が決めすぎず、子どもたちにもしっかりと選択肢を与えられるような環境が健全だと考えています。

DXの進め方

東村山市でもDXが進んでいます。
ただ、あくまでもDXは手段であり、目的ではありません。少しでも市民の方々の生活が豊かに暮らしやすくなったり、市の職員の方々が仕事しやすい環境を作るということが必要不可欠です。

「予約型乗合交通」

「予約型乗合交通」はいわゆる交通空白地帯に行政と民間でタクシーのようなものを置くとのことでした。タクシー会社にお願いをして、9時〜15時の時間のみ利用可能で、台数は制限しないとのことでした。

予約型乗合交通の導入に関する意見交換会の開催

意見交換会もありました。

私としては、昨今話題のライドシェアサービスを利用し、特区を作り、そこに行政が補助をすればいいのではないかと考えています。

https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc_wg/h29/shouchou/20170929_shiryou_s_1.pdf

条例などで運転手は絞るべきだと思いますが、市長の答弁にもありましたが、行政がやるとなると無限にお金がかかってくるのが現状です。だからこそ極力民間に任せ、より良いサービスを提供できるような形にした方が持続可能で、現実的だと考えます。

「アインPay」

セブンでチャージ、1%のチャージポイントがある。加盟店の令和5年度はグリーンカーテンコンテストなどで付与する予定。再生可能エネルギーに変更で先着200名に10,000ポイントもらえるようです。

アプリ管理ソフトの開発が遅れているようで、今高齢者向けの施作で使っている「うごくま」との連携をするとのことでした。

サービス紹介|うごくま
うごくまについてご紹介します。

アインPayはこれからも様々なハードルがあるかと思いますが、やるからには都度都度しっかりとハードルを超えていき、より良いものにしていただきたいと思います。私も議員として、事業者として少しでもいいものになるように努めます。

生垣の補助金

このような補助金があるんですね。正直全く知らなかったです。

緑化助成制度(生垣・植樹帯・観賞用樹木・壁面・フェンス)/東村山市

今後周知し、また制度について現実的なものなのか今一度勉強していきたいと思います。

ナラ枯れ被害の抑制・対策

ナラ枯れはナラ菌によって繁殖し、人体には直接的な影響はないですが、木が朽ちしてしまった結果、倒木したりし、災害が大きくなってしまうという可能性が挙げられています。

ナラ枯れ被害:林野庁

バーベキュー場

萩山公園・前川公園ならできるとのことでした。
先日、見学にもいきましたが、高架下などもありますが、できること自体は大いに歓迎ですが、市としてはあまり乗る気ではない答弁でした。

金銭管理支援(生活保護支援)

私も生活保護をはじめ、金銭管理支援をお願いしている方と知り合いだったりすることもあり、そのような気持ちで聞いていました。
もちろん受けることは権利であり、いざというときは頼っていいと思いますし、変な話ですが、私も頼りたいと思っています。

受けることよりも、支給を受けた後にしっかりと社会復帰できるかどうかの方が大切だと考えています。高齢者の方で生活保護を受けている方も多いと聞きますが、そういった方でもシルバー人材センターなどと協力し、少しでも自身で稼いでいただき、復帰を目指していくことが必要だと考えます。もちろん難しい方もいらっしゃるので、その方に関しては別かと思います。

高架化工事遅れの原因

私もよく聞かれます。そして私も遅れることは非常に残念です。

東村山市としては、用地の取得に関しては遅れているかもと想定していて、市長から遅れる場合には早く伝えてくれと東京都には伝えていたようです。9月中には延長決定される見通しのようです。

先に概略としてある程度の金額が決まっており、その金額を先に超えてしまったため、今回増額となったということです。

詳しいことはわからずで終わってしまいました。

子育て支援について

子育て支援というと簡単ですが、様々なことがあるかと思います。
もちろん家族の中で育つことがいいかと思いますが、様々な背景があることは確かです。

それを解決するために、本来は子ども家庭支援センターや児童相談所があります。ですが、存在しているが故に悪くなってしまっているというケースも見られます。なんでもそうですが、行政は極力邪魔をしないで、民間を信用してほしいなと改めて思いました。

データセンター誘致

東村山市は私も一般質問であげたように税収が少ないです。
私は今回歳出削減の話をしましたが、データセンター誘致という手もあります。

データは見つからなかったですが、つくば市などと肩を並べて、東村山は地盤が固く、データセンターに向いているとのデータもあるようです。その上、雇用が生まれ、場所もそれほど使わない。面白い提案だと感じました。
一気にいくとは考えられませんが、一方で非常に夢があるような話だなと感じました。

東村山は東京都であるという特性もあり、これを最大限に活かすべきだと私も考えています。様々な選択肢がある中で、そして予算も限られている中で、より実現可能な形を作っていく必要があるかと思います。

今日はこんなところで。それでは。

タイトルとURLをコピーしました