こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
本日は一日9月議会最終日でした。
今日は個人的に山場もあり、久々の議場での議会ということで、緊張しましたが、本日の流れを振り返りつつ、9月議会総括をしていきたいと思います。
政策総務委員会
委員長報告がまずはありました。
東村山市みんなで進めるまちづくり
オンラインでの会議が可能になる条件を変更、コロナが5類に変わり、条例には満たさなくなったが、状況を鑑み、オンラインでもできるように変更。
21条例、個人情報保護条例、会議によってはオンラインはNGとした。通信のトラブル・不慣れな委員に対しての対応が必須。録画や加工の可能性もある。あくまでもオンラインは補助的なものとなった。
採決。
厚生委員会
東村山市義務教育就学児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
所得制限を撤廃する。東京都の考え方を参考に。多摩地域において所得制限を撤廃し、東村山市では1300人が新たに対象となった。所得や地域での格差は無くすべき。財政状態と照らし合わせながら、今後も検討していく。
採択。
加齢性難聴者への補聴器購入の公的助成制度創設を求める陳情
7月12日補助の額を資料請求した。
9月15日は検討した。自治体も増えてきている。昨年も出された。社会参加に大きな役割を出している。交付金を活用している。東京都高齢社会包括補助金、年齢所得など、聴力検査などが必要。障害者支援法との連動も必要。狭間の方の負担はわからない。社会参加するためには必須。5000円〜10000円かかる。今後広がっていく。国都の補助制度を活用してほしい。対象となる聴力レベルも異なる。認知症予防にもつながる?高齢者の社会参加という点もある。自治体によって補助額は異なる。
採択となりましたが、私は不採択の立場で質疑、討論を行いました。討論の内容を下記の通りです。
日本維新の会かくたかづほは、不採択の立場で討論いたします。
大前提として、補聴器購入の公的助成に関しては賛成であるということをまずはお示しします。一方で、なぜ今なのか、なぜ市が独自でやらなければならないのかを考えた時に、素直に首を縦に振ることはできません。理由は下記の通りです。
①先日の決算特別委員会でもありましたが、当市の財政状況を考えたときに、緊急ではないため
②加齢性ということで、誰でもなる可能性があり、当市のような基礎自治体のやることではないと考えるため
③仮にこれを行った場合に、広義では老眼眼鏡などにも補助を行わないと整合性が取れないため
④もっと先にやるべきことがあると考えるため
⑤同じ予算をかけるなら、子どもたちへ、次世代への予算を回してほしいと考えるため最初に述べた通り、補聴器購入の公的助成に関しては賛成であり、都や国が行う場合であれば、さえぎるものではありません。ですが、市が独自に予算を計上するということに関しては先の理由により反対です。
以上、日本維新の会かくたかづほの不採択という立場からの討論といたします。
市が独自にやるということの必要性を感じなかったために不採択という立場を取りましたが、制度自体は上記の討論にもある通り反対ではありません。財政が逼迫している東村山市がわざわざ市独自でやるということに反対でした。このような制度を作るのであれば、子育て世帯や子どもたちへもっと予算を回すべきです。なぜ加齢性という誰でもなり得るものに対して補助をしなければならないのかわかりません。障がいのある方ならわかりますが、老眼と同じような誰でもなるものに対して補助を行うことに関しては、いわゆるシルバーデモクラシーと言われてもしょうがないと思います。
健康保険証の存続を求める陳情
医療現場でないと困るという話もある。単純に保険証を存続させることには疑問が残る。
不採択。
生活文教委員会
東村山の中学校に温かい全員給食を求める陳情
弁当併用性もある。
サンディング型の実施結果から給食提供が実施できない可能性もあるため、実施することもあり。
アレルギー対応や先生方の負担増。中学校の現状は他市に遅れをとっている。
全会一致で採択。
決算特別委員会
全ての会派、全ての議員が参加したため、割愛。
賛成8人。反対4人の討論があった。
いつもは4日間だったが、今回は5日間で実施。
令和4年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定
令和4年度東京都東村山市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定
上記が、それぞれの議案でした。
詳しくはこちらをご覧ください。
令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第4号)
総括
繰越金として実施。積立金に14億円を計上。
国都の補助金確定により計上。
何を意識対策したのか:市民生活や地域経済を守るために、6月21日に発出。国都、他市の状況を鑑みて行うようにとの通達。国の経済対策を鑑みて9月27日に第5号を発出。
返還金総額は7.5億円
歳入
コロナ交付金:R5.3.22に実施の物価高騰対策増額。直接に効果が及ぶ事業が対象。低所得者世帯への対象。低所得者:エアコン、子育て世帯:小中学校の給食、生活者:アインPay
14億円を積み立てた。10%を超える分の8371万円を取り崩し。
民生費:3c補助金分野横断的な先駆的な取り組みに支給される。スマホもやってた。オンラインでも質問に答えた。東京都と一緒に連携は今後もしていく。少子化対策区分もあり。
憩いの家
今後改める。金額の根拠を今一度しっかりと申請する。
秋津地区
秋津図書館やゲートボール場を整備
整備スケジュール:これから意見を聞く。樹木剪定、柵を撤去し、R6ベンチを実施、R7イベントを実施予定。アンケート結果を踏まえて進めていく。秋津エリアは人口が増えている。遊べる公園が少ない。図書館には図書園がある。庭のある図書館というコンセプト。
ICTを活用した見守りサービスを実施。保護者が安心してお子さんが過ごせる形にしていく。今回さらに「子どもの遊び場安心エリア」にも設置していく。工事車両の出入りの際は、気を付ける。工事中だということを利用者にポスターなのでお知らせしていく。
第二分団の消防車
15年ごとに更新している。トラックバスなどの大型車はR7から歩行者対応装置が必要。シャーシのシャーシのモデルチェンジが行われた。まだ見積りが取れないため、廃止とした。他の分団の交換もあるが、第二分団を先にやる。R6は第七分団が交換予定。
R6中に仮契約を実施、R7 3月までに納車を予定している。
更新タイミング
第7分団 R6 第5分団 R10 第6分団 R11 第4分団 R15 第3分団 R16 第1分団 R19
中型免許の補助制度を新設した。
女性デジタル
75名の応募があった。20人から30人に増加した。
いきいきプラザでの対面講習。モチベーションにつながった。
5ヶ月のEラーニングを実施。市内事業者とのマッチングを行う予定。予算が必要のため、継続するかどうかはわからない。
内訳:10人の増員をした300万円(人件費160万円増、システム構築145万円増)
10月から電話交換機の数を増やしている。3台の交換機を1台に増設。
SDGs
未来都市に選定された。モデル事業にも選定された。
全体マネジメント。全額が補助されるところと、半分が補助されるところがある。シティープロモーションは半分、総合計画推進経費は全額。前者:そらいちの持続可能性、後者:未来都市選定の広告費。R6年3月にそらいち開催する予定。10月2日SDGsウォッシュにならないようにコンテスト実施する。
アイデアコンテスト(90万円)、プラットフォームの作成(126万円)、動画などの広告費用(60万円)
動画内容:各種ゴールに関してキャラクターなどがわかりやすく説明
評価基準:市民のうち、認知度を50%以上(R7)にすること
窓ラッピング@スポセン(60万円×2)、街灯フラック@商店街500枚(合計305万円)、横断幕@小中学校全校330万円、設置35万円
公共施設
高架下、駅前だけでなく、公園も含めて、公共施設全体を活用していく。自走をテーマとして行っていく予定。800万円を見積もった。
北庁舎解体
スケジュール:土地の履歴調査。裏倉庫あたりにボイラー室、石炭投入口があった。鉛などもある可能性がある。11月に契約し、R6 2月中に終わる。北庁舎解体はR6 6〜9月、駐車場はR7 1月になる。
仮に何かあった場合には、ボーリングが必要。駐車場はR8年5月末になるかも。
工事中の対応:スロープを移動する。駐車場は本庁舎を使うように促す。
新たな倉庫を建築する予定。
敷地内での1/3の大きさになる予定。
エアコン
1台もないor動かない低所得者世帯が対象。設置状況を確認する。
一時的な建て替えが難しい場合は、市が立て替えをすることも可能。直接案内する予定。対象世帯はわからない。
児童館
北山児童館
46名が待機児童。育成室を拡張する。38名→69名に増員する。備え付けの棚を子どもたちのものに変更する。
多様な待機児童対策に関して東京都の財政支援を行う補助金を確保。ソフト面が補助対象に。全額補助を受ける予定。
R6 1月からシステムを活用予定。利用者は事前に申請が必要。カードを配布。無料で自身で設定すると、保護者に通知がいく設定もできる。各館を単位として申請が必要。Ottaとの連携はないが、登録してもらえると嬉しい。
富士見児童館
和式トイレ撤去、洋式トイレ設置、配管工事
90日程度の工事を実施予定。
南台児童クラブ
ねずみ等駆除委託。R5 5月に天井裏から小動物の足音が聞こえた。そのため実施。
医療的ケア児
当初予算にも計上済み。1名新たに入園したため増額補正した。会計年度任用職員を追加した。研修も実施中。
コロナワクチン救済
10代男性・30代女性・70代男性は死亡
9月27日現在:全国で死亡認定269件
部長が直接挨拶に行った。
12件の申請があった。7件が認定された。
今回は3件補正予算で挙げている。R3に2件、R4に1件、最近1件の認定があった。
副作用:今後も周知を行っていく予定。
相談窓口は東京都にある。ホームページ上に連絡先を添付している。市に連絡があった場合、まずは主治医・かかりつけ医などにつなげる。もしいない場合にはこちらの連絡先を伝える。
帯状疱疹ワクチン
接種を希望する人50歳以上の生ワクチン1回4000円不活化ワクチン1回20000円×2、75000人中3%で計算。所得制限はなし。
東村山市医師会を想定していている。
東京都の助成事業は始まっている。
案作成までの経緯
R5 3月東京都設立される通達。その後、近隣他市の調査。帯状疱疹ワクチンが社会的に注目が集まってきたから、実施までに至った。
省エネ買い替え促進
電力消費量も増えている。生活者支援を実施する。財源は国からの物価高騰対策増額を活用。事業スキームを現在検討中。市内1500件(家電量販店は大丈夫)、350件を想定している。申請はオンラインor対面など2月16日までとしている。家庭における設置を対象としている。
一社東村山地域振興機構に事務処理を委託する。準備が整い次第進めていきたい。金額は近隣市や状況を鑑みた。
本体の購入費、取付費用、取り外しの費用。処分費用・消費税などは対象にならない。
申請書、本人確認書、設置場所、領収書、リサイクル券などが必要。ポイント付与のタイミング、1ヶ月半〜2ヶ月かかる。
省エネ型製品情報サイトに掲載されている家電が対象。キャリアリンク株式会社が委託。
家電販売店9店舗・電気工事店15社が対象。
アインPayの参加意向表明は、スタート時の目標はない。
982店舗がPaypayに加盟していたので、3年の間に800社を目指している。
アインPay自体はいつスタートになるかわからない。経済産業省の許可まち。
CO2削減100トンほどになると計算している。
多言語看板設置
文化庁の補助金を活用。
重要文化財に設置。正福寺・新田義忠・しもやけべ遺跡。ガイドアにも掲載予定。
10台程度設置予定。この後すぐにR5年度内を実施する予定で動いていく。
QRコードも設置する。
効果的なデジタルコンテンツの開設実績などがあるところを選定して、決める。
運動公園
2社で測量委託を実施。
地権者からR6年に買って欲しいとの連絡があり。H4から賃貸借契約を実施している。3085平米。都市計画公園として指定されている。342号線や埋蔵物もあり。面積確定→R6年の当初予算に入れたい。参考価格:4億〜4.5億くらいになる。
秋水園
工事12月〜3月に実施予定。室外機2台、室内機14台。
空調工事は系統別に実施予定。その間は貸し出し停止予定。
災害対策用井戸
本町に1つ9万の補修費、諏訪町に1つ50万の補修費、久米川町に1つ40万の補修費
武蔵野線橋工事
合計事業費4.7億円、R1 全体17%、R2 67%、R3 90%、R4 塗装35%、R5 87%になる
JRとの按分はなし。
公園整備設計
前川公園:R4末の碁盤改修工事が必須だから計上。
東大和市との間に計測器を設置。清水橋の北側部分に設置。
天王森公園:男子トイレが見えてしまう。トイレが暗い。ベビーチェア・ベビーベッドを設置し、育児参加を促す。
多摩湖緑地:トイレがない。トイレが設置されれば、より活用できるという提言があった。
利用者数・立地などでトイレの有無を決めている。660平方メートル以上の場合は、基本的に置く。
登校児童アシスタントの費用
地域の学校で安心して過ごせるように。中学校7校、小学校1校(秋津小学校)に配置。働く方の都合などで、2人体制などもあり得る。
学校ごとに異なる対応している。
校内に設置することで、アシスタント職員と担任との連携も取りやすくなる。全校集会で紹介する学校もあり、広く知ってもらうことを意識している。
八坂小学校
塗膜防水を除去する。ウレタン塗膜防水を貼る。老朽化による雨漏りを防止する。学校の授業やコミュニティ解放には影響なし。
秋津ゲートボール場
手洗い器の修繕。緊急対応した。
学校給食
R5は8%、今回は11%を補助。
栄養士が価格を調整している。
魚介類、豆類などが物価高顕著。
萩山図書館
利用者フロアの室内外機交換工事。
早急に10月6日〜12月22日の期間で行う。10/23〜11/6臨時休館。
連続立体交差事業
基金への影響は少なからずある。
用地取得の遅れによる。毎年度の財政運営などで生み出した財源を活用していく。
未来に残す東村山市の農地プロジェクト
認定農業者・認証農業者が対象。
東京都の補助金を活用する。
米粉パンなどの国産食材を活用した食育支援事業
東京都の補助。
食育の一環で補助するもの。
1校につき、1回補助するもの。
補正予算賛否
賛成多数で可決となりました。
私も思うところもありつつでしたが、賛成に回りました。
令和5年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
R4年度の繰越金を基金に入れた。
可決
令和5年度東京都東村山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
R4年度の繰越金を繰出金に入れた。
可決
令和5年度東京都東村山市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
追加交付分を収入。付加誤りの還付。
一般会計に戻す。追加交付分を追加。前年度分の精算。
50人に誤って送付してしまった。46人に還付済み。
コロナなどで利用控えもあった。3年間で10億円を取り崩す見込み。
可決
閉会中継続審査
最終日に付託された陳情「多摩地域で削減されてきた保健所の復活・増設を求める陳情」が厚生委員会に付託されました。
閉会中ですが、12月議会までに一回厚生委員会が開かれ、この陳情について審議すると思います。
所管事務調査
生活文教委員会と政策総務委員会の所管事務調査が決定しました。
生活文教委員会は「中学校の全員給食について」です。
所管事務調査とは、委員会で各々テーマを設定し、調査研究を行うものです。
通例では2年に1回委員会が変わるので、そのタイミングで1テーマは扱っているようです。
議員提出議案第10号ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書
ブラッドパッチ療法とは簡単にいうと、髄液が漏れ出しているところに自分自身の血液を当てがい、血液の凝固する本来の力を使って、かさぶたを作り止血を試みる治療法です。
これの保険適用から漏れている人がいるということで、それをなくすための議員提出議案が出されました。
議員派遣の件
議会が閉会中に何か公務があった際に派遣できる制度です。
6月議会もそうでしたが、慣例のようなもので、今回も議会報告会があります。
9月議会の所感
本日でようやく9月議会が終わりました。
8月23日から始まり、10月5日まで6月議会に比べると非常に長く感じました。
今回は決算特別委員会もあり、東村山市の総決算があったためです。一般質問から始まり、ここまでやるのかなかなかしんどいなと正直感じました。ですが、本日も、「加齢性難聴者への補聴器購入の公的助成制度創設を求める陳情」では不採択の立場をとりました。詳しくは上記をご覧いただければと思いますが、自分の正義を貫くのは本当に大変だなと改めて感じました。結果的には3人のみ不採択ということで、採択になりましたが、それでも自分の選択は間違っていなかったと感じます。
今議会を改めて振り返ると、6月議会よりも存在感を出すことができたと自分なりには考えています。今回で2回目の議会ですが、一般質問では思い切って歳出を削る提案をし、決算特別委員会でも行財政改革と次世代への徹底投資を訴え、最終日も子どもたちへの予算配分について討論しました。さまざまな考え方があるかと思いますが、私が当選させていただいたのは、「市議会に新しい風をおこしてほしい」という3,675人の方の想いの結果だと考えています。だからこそこれまでにはない柔軟な発想で、根本から疑い、現実的な解決策を模索していく。そんな形が今議会では発揮できたと思います。
まだまだ未熟であり、意志をうまく表現できないことも多いですが、少しずつ、本当に少しずつ議会という場でしっかりと意思表示をし、より良い東村山へ、もっと住み良い東村山へ、「もったいない」のないまちへすべく、引き続き精進していきます。
改めて、自分が選んでいただいたことを誇りにこれからも前向きに頑張っていきます。
今日はこんなところで。それでは。