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【高校】授業料の完全無償化。その道のりと見えてくる成果。

まちづくり
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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は、午前中は東京維新の広報局会議、お昼はお隣小平にて街宣応援、その後はお祭りの準備や議会の準備、夕方は消防団でてんやわんやな1日でした。

さて。
私は日本維新の会に所属している地方議員ですが、その中心である大阪府ではついに私立高校の授業料完全無償化になろうとしています。

正直申しますと、この私立高校まで授業料を無償化するということに関しては私は最初反対でした。府立高校がある中で、公立ではない高校をどうして無償化するのかというかつての私と同じ意見を持っている方はおそらくたくさんいるかと思います。
ですが、私立まで無償化することで思いもよらなかったメリットがあることに気づき、むしろ大賛成という立場になりました。

私は第一に「誰でも平等にチャレンジできる社会。失敗を褒め合える社会。」を目指したいと考えています。この失われた30年と呼ばれる時代に私は生まれ育ちましたが、そのチャレンジ精神を失ってしまったのが今の日本で、それによって経済が停滞してしまっていると考えているからです。
少し余談ですが、インドネシアに行った時にも感じました。現地はこれから夢を叶えてやろうという若者で溢れており、チャレンジ精神が旺盛な人たちが多かったです。それは老若男女問わずそうでした。

そのチャレンジの一つが日本の場合、高校受験だと考えています。おそらくほとんどの方にとって、人生で一番初めての挑戦はこの高校受験になると思います。私も高校受験をし、少し自分の偏差値よりも高い都立高校を受験し、落ちました。その結果、埼玉県にある私立高校に通うことになりました。

一方で、私の友人の中でも「都立高校しか行けないと親に言われているから、本当はこっちの高校に行きたいけど、レベルを少し落としてここを受けることにした」という人もいました。それは数人ではなく、多かった記憶があります。当時は私自身中学生だったということもあり、どうしてなのかよくわからなかったですが、今に思ってみると、それは経済格差だったということに気がつきました。幸いにも、私は公立高校受験に失敗しても私立に行くことができました。本当に両親には感謝しきれません。ですが、実情として、そういった人生で初めてのチャレンジの機会すら平等ではないということに気付かされました。

先ほどの例ですが具体的に示すと、偏差値60ある生徒が経済的な理由で公立しか行けないから、55の公立を受ける。そうした場合に、大学進学や今後の人生に響いてくるのは間違いありません。本人の中での後悔ももちろんあると思いますし、高校3年生になった時の学力の違いによって進路が大幅に変わってしまうことや、日本全体にとって考えてみてもプラスに働かないということは分かるかと思います。一方で私立も含め無償だと、本当に受けたい偏差値60の公立と滑り止めとして私立を受けることも視野に入れることができます。
それにより、チャレンジする社会を担保することができ、より果敢に高校受験に挑む生徒が増え、例えば塾業界がさらに活性化したり、高校同士も特色を出すためにさらに切磋琢磨する可能性も上がります。
また、本当はここの私立高校に行きたいけど、親の事情で行けないということもなくなり、その子どもの希望を叶えやすくなります。

もちろんこれが最善の策になるかどうかは少し時間をおいてみないとわからないと思います。私立高校の自由な競争の妨げになるかもしれないという指摘も事実としてあります。もっと良い方法があるかもしれません。

ただ、第一に考えなければならないのは、子どもたちのチャレンジや夢を潰してはいけないということです。経済格差によって学校を決めなければならない、習い事を絞らなければならない、そんな社会を少しでも良くしていきたいと私は考えています。

9月の一般質問の想いも書きましたが、少しでも子どもたちへの予算を増やしていきたい。私の想いです。ですが、ない袖は触れません。詳しくは先日書いたブログに譲りますが、少しでも予算の適正化を図っていきたいと考えています。

引き続き、全国どこでも良い事例は真似て東村山をもっと活気のある街にすべく、尽力していきます。

今日はこんなところで。それでは。

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