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【臨時議会】質疑の意図と今後について

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は、新人議員研修に参加しまして、比較的ゆったりと過ごしました。

さて。
改めて昨日はお疲れ様でした。というお声を議員同士でも交わし、本日の研修でもありましたが、一般質問でも20時を超えたり、日付が超えたりする可能性があることを聞き、びっくりしてしまいましたが、今一度昨日質問した内容や意図についてまとめていければと思います。

昨日も書きましたが、どなたがなに委員会に所属になったなどは東村山市のホームページや市議会だよりにも載るので、詳細には書きません。それよりも私自身がやるべきこととしては、状況をみなさんにできるだけわかりやすく伝えることだと思いますので、昨日の臨時議会の質疑の内容や意図について、お伝えできればと思います。

参考までに臨時議会のまとめはこちら。

昨日は、報告が3つ。議案が1つありました。

報告というのは、市長の権限でもある専決処分を行ったことに対しての質疑や討論、議案は「これからこれをやりたいけど、みなさんの意見を聞かせてください」というものです。昨日は下記の通りでした。

報告第1号 専決処分事項(東村山市税条例の一部を改正する条例)の報告
報告第2号 専決処分事項(東村山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)の報告
報告第3号 専決処分事項(令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第1号))の報告
議案第1号 東村山市副市長の選任について同意を求める件

詳しくはこちらから内容を見ることができます。
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/gikai/katsudo/gikai_09_gian-kekka/r5/5-05shichougian.html

余談ですが、数字が一桁の際には全角、二桁の際には半角にするそうです。大学生の時に書いた論文と同じ仕様なんだなと感じました。

私が質問をしたのは、上記のうちの報告第2号、報告第3号、議案第1号です。

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報告第2号 専決処分事項(東村山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)の報告

どの報告も議案もそうですが、一見すると全くなにを指しているのかわかりません。この報告もそうでしたが、私は以下について伺いました。

増額による対象者への告知方法について伺う。
告知によりかかる予算があれば、伺う。

他にもいくつか質疑を用意して、事前に通告していたのですが、やはり順番が最後ということもあり、ほとんど聞かれてしまい、残された質疑はこちらだけでした。

条例や仕組みが変わることは常にあるので、私はそれ自体は問題だとは思いませんが、一方で市役所などの行政が苦手なことが”伝える”ということだと考えています。例えば、企業では価格の改訂をした際にしっかりと伝えていないと、お客さんが離れてしまう原因になってしまったり、最悪の場合は炎上してそのまま倒産。なんてこともありますが、行政はそうではないので、うまく対象者に伝わっていないのかもしれないと感じることがあります。だからこそ上記の質疑をしました。

結果、通知書を個々に郵送したり、市議会だよりや国保だよりなどで伝えていく。予算はこれだけの告知のために使っている訳ではないが、合計で489万9000円かかっている。

との回答でした(意訳。緊張していたため正確ではない可能性がありますが、このような答弁をいただきました)。
現状は把握できたので、良しとして、一般質問やまた次回以降の告知の際にはどのようになっているのかなどを追っていきたいと思います。

報告第3号 専決処分事項(令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第1号))の報告

こちらはひとり親家庭や家庭困窮世帯に、子ども一人当たり5万円支給するという国の施作に準ずるために、東村山市が予算を組み替えて、対応したというものでした。

詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/smph/kosodate/hojo/hitorioya/kosodateshien202104.html

他の議員さんがシステムについて聞き、日立システムズさんに外注しているということ、システムはほぼ毎回改修が必要で、合計で600万円近い予算がかかっていることが明らかになりました。これは適正なのかという質疑に対して、私はどれくらいの人月がかかっているのかについて聞きたかったですが、システムに関する質疑の通告はしていなかったので、諦めて下記の質疑を行いました。

(1)対象となる「直近の家計が急変している、児童扶養手当を受給しているかたと同じ水準の収入のかた」は把握ができていれば、どれくらいいるのか伺う。
(2)「申請が必要なかた」の必要書類が決まるタイミングを伺う。すでに決まっている場合は、どのようなものなのか伺う。

今回の場合、すでに児童扶養手当を支給されている家庭は申請なしで支給することができるということでしたので、そうではない、申請が必要な家庭のお子さんがどれくらいいるのか、また、どのような方法で申請し、それはいつ頃決まるのか、について伺いました。

このような給付というのは、コロナが始まった時から少しずつ増えてきており、今では比較的行政側も慣れてきているのではないかと私は考えています。だからこそ、今回のように申請が必要な世帯がどれくらいいて、そしてその申請は簡単なのかどうかということが非常に重要になってくると考えています。
補助金や給付金などは、「早く・安く・正確に」が原則だと思います。

早く対象者にお届けし、手数料やシステム料などはできるだけ安く、そして金額や人数の過不足なく正確に支払いをする。これが大切です。

(1)申請が必要なものなので、市として把握している訳ではない。
(2)6月中旬には必要書類や手順も含めて決められる段取りで動いている。基本的には身分証や収入を証明できるもの(年金など所得証明など)、子どもとの関係書類などが必要になる可能性が高い。

との回答でした。
6月中旬には東村山市のHPでも公開されるようなので、こちらのページを要チェックです。

議案第1号 東村山市副市長の選任について同意を求める件

そして、最後は副市長の人事についてでした。
こちらは事前通告なしに質疑ができるので、その場で考えて質疑をするというものでした。私は例のごとく最後でしたので、下記のような質疑を行いました。

①前副市長である松谷さんを再任するという可能性はなかったのか
②副市長候補である金子さんの東村山市に対する印象
③具体的になにをお願いしたいのか
④途中解任の可能性もあり得るのか

という質疑を行いました。
他の市議さんがしていた質疑の答弁から、市長が前副市長の松谷さんを信頼しており、仕事が良くできたということ、そして厚労関係が強かったため、コロナ対策に非常に尽力いただいたことなどをおっしゃっていたため、その方の再任ということを考えなかったのかということを伺い、そして新しい方の仕事の熱量にも大きく関わってくると考えられる東村山に対するイメージや想いを伺い、その方に具体的にどのような仕事を頼みたいのかを伺い、最後にもしその仕事が円滑に進まなかった場合には市長が解任するという可能性があるのかということについて伺いました。

①再任という可能性がなくはなかったが、慣例的には難しい。すでに東京都に戻られ、感染症対策のお仕事に従事されており、個人的には嬉しい。
②住みやすそうな街ですねとおっしゃっていた。何度か面談した際には、様々なことを調べられており、本気度を感じた。
③前副市長の松谷さんのように女性活躍のための礎を築いてほしい。市民課や子ども、福祉関連、東京都とのパイプなどお願いしたい。
④基本的には考えていないが、制度としては可能。1年などの短期間で決めることは実際問題難しい。

との回答をいただきました(こちらもまた意訳です)。

私自身も人事や人材業界で働いていた経験などもあったり、コミュニティ作りなどもしているため、人を採用するということや面談などで人間性を見抜くことの限界なども、手にとるようにわかります。だからこそ、副市長候補の想いや市長のその方への想い、そして、もしものためのリスクヘッジなどがしっかりとできているのかどうかを聞きたく、上記のような質疑をしました。
今後実際に働いていただく中で、KPIなどの設定もされていくことと思いますので、それも引き続き見ていきたいと思います。

だいぶ長くなってしまいましたが、昨日の臨時議会でどうしてそのような質問をしたのかについてまとめました。
これはもちろん市民の方々への情報公開のためでもありますが、私自身やはり1年目ということもあり、自身で情報を整理したくまとめたものでもあります。例えば2年後や(仮に)2期目などで振り返った時にこんな質疑を、こんな意図でやっていたなということがわかるようにするためのものでもあります。

今後もこのように一般質問などに関してもできる限り詳細に想いや理由などをみなさんに公開しつつ、自分自身の成長のためにも書き記していきたいと思います。

今日はこんなところで。それでは。

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