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【12月議会】議案が出揃いました。通告書の内容公開します。

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は朝から議案の通告書を作成し、その後は事務作業をしておりました。

議案に関わる資料を見に市役所にいきましたが、今日はなんだか盛りだくさんな日でした。

毎日色んな方の力によって、少しずつ街も動いています。そんな小さな変化に意識を向けながら、より良い方向に、そしてより早く行けるように手助けしていくのが政治家の役割だと思います。引き続き議会活動や日々の役所の方とのやりとり、市民のみなさんからの意見を大切にしながら、やっていきます。

さて。
タイトルにもある通り、本日は12月1日12月定例議会初日に審議される議案の質疑通告書締め切りでした。ブログでは、今回どんな議案があるのか、どう考えているのかをまとめていきます。
Youtubeでも話しているので、こちらもぜひご覧ください。

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【改めて】議案とは

議案とは、毎議会ごとに出される案件のことです。
もっと簡単に言うと、役所や市長から「この条例変えたいと思うんだけどいいよね?」と言うのを議会の総意として可決、もしくは否決していく大元の案が議案というものになります。補正予算(予算の追加)、条例改正、制度改正など様々なものが議案としてあげられます。

本議会では、18件出されました。
詳しい内容は下記をご覧ください。タイトルだけまとめると、

令和5年12月定例会 市長提出議案

・議案第67号 東村山市会計年度任用職員に関する条例の一部を改正する条例
・議案第68号 東村山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・議案第69号 東村山市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
・議案第70号 東村山市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例
・議案第71号 東村山市道路に設ける道路標識の寸法を定める条例の一部を改正する条例
・議案第72号 東村山市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例
・議案第73号 東村山市公共物管理条例の一部を改正する条例
・議案第74号 東村山市準用河川管理条例
・議案第75号 東京都市公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び東京都市公平委員会共同設置規約の変更について
・議案第76号 東村山市立社会福祉センターの指定管理者の指定
・議案第77号 東村山市立児童館育成室等(栄町児童館第2育成室・第1東萩山分室)の指定管理者の指定
・議案第78号 東村山市立児童館育成室等(富士見児童館育成室・南台分室・富士見分室)の指定管理者の指定
・議案第79号 緑地保護区域内の倒木事故に伴う損害賠償額の決定
・議案第80号 東村山市道路線(富士見町四丁目地内)の認定
・議案第81号 令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第5号)
・議案第82号 東村山市副市長の選任について同意を求める件
・諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件
・諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件

となります。
このうち、委員会に付託されるもの、つまり議会では審議をせずにより少人数で審議されるものもあるので、12月1日では、

・議案第75号 東京都市公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び東京都市公平委員会共同設置規約の変更について
・議案第76号 東村山市立社会福祉センターの指定管理者の指定
・議案第77号 東村山市立児童館育成室等(栄町児童館第2育成室・第1東萩山分室)の指定管理者の指定
・議案第78号 東村山市立児童館育成室等(富士見児童館育成室・南台分室・富士見分室)の指定管理者の指定
・議案第79号 緑地保護区域内の倒木事故に伴う損害賠償額の決定
・議案第81号 令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第5号)
・議案第82号 東村山市副市長の選任について同意を求める件
・諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件
・諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件

こちらの8つが審議される予定です。
そして、そのうち最後の3つ人事案については通告書がいらないので、本日提出したのは6件の議案の発言通告書となります。
そして今回は、議案第77号・78号は一括議題となるため、通告書は一枚でした。

なかなかルールがややこしく、しかも今回は議案が多いので、委員会ごとに後日まとめていきたいと思います。今回は初日に審議される予定の議案について解説と私の考えをお伝えします。

議案第75号 東京都市公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び東京都市公平委員会共同設置規約の変更について

東村山市は地方公務員法に定められた公平委員会を設置しており、それを東京都として組織しています。

公平委員会とは、市役所に勤務する職員の利益の保護と、公平な人事権の行使を保障することを目的に置かれている機関です。簡単に言うと、市の職員が納得できないペナルティー(罰)を市長等から与えられたときに、物申すことのできる救済機関です。市長や、その他の任命権者からは、独立した組織となっています。
いわゆる、市役所職員の「駆け込み寺」といった存在です。

https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/shisei/soshiki/kouheiiinkai.html

どの自治体にも設置されており、今回はその東京都市公平委員会に東京たま広域資源循環組合を加えるという条例改正になります。

特に大きな問題がすぐに生じると言うことはなさそうですが、質疑では改めて東村山市が何か悪い影響が受ける可能性があるのか、またその場合にはどのように対処するのかを聞く予定です。

議案第76号 東村山市立社会福祉センターの指定管理者の指定

化成小の目の前にある社会福祉センターの指定管理者に関する議案です。
先日、どの事業者が受託をするのかで公募がかけられ、審査が行われていました。その結果、中高年事業団やまて企業組合に決まりました。この議案はその決定を議会として認めるかどうかを問うています。

この事業者はこれまでも一貫して受託しており、今回応募したもう一つの企業としっかりと比較されたのか、情報はある程度渡されたのかなど、公平性が私は気になっております。市の事業を受ける会社は確かに実績があるに越したことはないですが、それでは新しい発想や展開は生まれにくいとも考えます。まだやったことのない企業にも平等にチャンスを与え、本質から本当に良い事業者を選定できていたのかどうかと言うことを質疑していく予定です。

議案第77号 東村山市立児童館育成室等(栄町児童館第2育成室・第1東萩山分室)の指定管理者の指定・議案第78号 東村山市立児童館育成室等(富士見児童館育成室・南台分室・富士見分室)の指定管理者の指定

こちらは一括議題となり、質疑はいっぺんに、採決は別々に行われる予定です。

上記76号と同じようにこちらも公募をし、決定しました。違う点は今回この施設を公募して民間にお願いするのは初めてだと言うことです。これまでは市が運営しておりましたが、野火止児童クラブを皮切りに民間に委託を始めています。

私は民間に委託すること自体は反対の立場ではありません。
一方で先にも書いた通り、公正にそして新規参入がしっかりと行われ、新陳代謝をし、より良い提案が出やすい状況を作るべきだと考えています。

質疑でもそのようなことを聞いていく予定です。

議案第79号 緑地保護区域内の倒木事故に伴う損害賠償額の決定

市が管理している恩多町にある緑地保護区域で起きた倒木によって、市民の方の持ち物である車が壊れたことを受けて、その損害賠償をするための議案です。
こんな議案もあるんだなと正直思いました。

起きてしまったことはしょうがないことなので、早急の支払いと持ち主との和解、再発防止策について質疑する予定です。金額の算出方法も気になるところです。

議案第81号 令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第5号)

こちらはいわゆる低所得世帯への7万円の給付の議案です。
岸田首相は国の税収が好調だったことを受けて、所得税の定額4万円減税と低所得世帯への7万円の給付を決めました。これを受けて、東村山市は国の予算を全て使って、対象世帯に7万円を給付するものです。

まだ検討する余地のあるものであれば、内容に関して質疑したいですが、これに関しては国から降りてきたものは「やってね」という形なので、内容を市が独自で決めることはできません。(正確にいうとできる可能性もあるようですが。。)

ですので、私はできるだけ早く届けてほしいという趣旨の質疑を行う予定です。

議案第82号 東村山市副市長の選任について同意を求める件・諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件・諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件

こちらはいわゆる人事案件です。
副市長の選任について議会に諮ったり、人権擁護委員について議会に諮ったりするものです。詳細については明日29日に公開されるようです。

質疑通告もいらないので、どのような方なのかやなぜその人にしたのかなどを聞いていこうと考えています。

まとめ

今回初日の議案に関しては、会派に属さない議員であるかくたかづほは9分の時間が与えられています。この時間は私が話す時間のみで、所管からの答弁時間は含まれません。先日の議運協でも議題になりましたが、これだけの議案がある中で9分で足りるのかと言う話があります。
本来、この質疑時間というのは7分で今回は議案が多いから2分プラスされたということになります。実際にやってみないとなんとも言えないですが、人数が多い会派と違って、質疑時間が短い一人議員には厳しいものがあるのも事実です。

今回は自由民主党24分、公明党24分、日本共産党19分、草の根市民クラブ14分、立憲民主党14分、会派に属さない議員9分と本来の持ち時間からそれぞれ自由民主党5分、公明党5分、日本共産党4分、草の根市民クラブ3分、立憲民主党3分、会派に属さない議員2分が追加された形となっています。傾斜配分のある形で、時間に関しては最後まで議運協でも揉めていました。私としては、やってみないとわからないというのが正直なところです。

さらに毎度のことながら、質疑の順番は人数の多い会派→期数の多い議員→年齢順のため、私は一番最後です。いつも通告しても半分以上は無くなってしまいます。だから時間に関しては9分でも意外と足りるのではないかとも考えています。

その点も頭に入れながら議会を見ていただけると面白いかもしれません。
いよいよ12月1日からスタートです。残りの日々は引き続き勉強しながら準備していきます。

今日はこんなところで。それでは。

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