こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
他にも書きたいことはありましたが、今回はこちらの方が良いと思いましたので、書きます。
何度もブログでも書いていますが、前職では外国の方専門の就職エージェントをやっていました。日本国内外にいる外国籍の方に仕事を紹介しておりました。
ITエンジニアや通訳翻訳者、技術者などなど少し長くなるので割愛しますが、いわゆる就労ビザで就くことのできる仕事です。
今回のこの一件。
就労ビザではなく、おそらく技能実習生などのビザになるかと思います。就労ビザを取れる基準は、「専門性があり、その人でなければならないこと」です。
一方で、技能実習生はいわゆる使い捨てになってしまっているという現状があります。日本に来てくれても永住権や就労ビザには繋がらず、技能実習生の期間が終わったら、祖国に帰ることしか選択が基本的にありません。
この技能実習生のビザは、本来的な理由としては途上国の方に技能を実習してもらい、祖国に帰った時に活躍してもらうということがあります。しかし、実情は先ほどもお話した通り、そうではありません。建築現場などでいちスタッフとして働いたり、給与が十分に与えられなかったりする現実があります。
また、日本はご存知の方も多いかと思いますが、少しずつ様々な国に抜かれ、ついに韓国にも1人あたりのGDPが抜かれ、中国にはとっくに抜かれています。そのような世界情勢の中で、先ほどの途上国の方が憧れる国として日本が選ばれづらくなってきています。それなのに、「日本人がなかなかこの仕事に就かないから、外国人を充ててしまおう」というのは、さらに外国の方から日本を離れさせてしまい、何も解決されません。
日本は島国ということもあり、日本人は外国の方に知らず知らずのうちに区別という名の差別をしてしまっていることが多いと感じます。いわゆる移民政策に私個人として、とても前向きな訳ではないですが、進めていかなければならないことだと思います。
だからこそ、もっと選ばれる国づくりをしていかないと日本という国家に未来はありません。
まずは地域から、そして国を少しずつ住みたい国、働きたい国にできるように努めていきます。
今日はこんなところで。それでは。
