こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
先日27日(日)に衆議院解散総選挙が行われました。
挑まれたみなさん、そして応援いただいたみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
今回はタイトル通り、日本維新の会の分析と東京20区の分析をしていきたいと思います。
前提として
もしかしたら初めてかくたのブログを読むという方もいらっしゃると思うので、少しばかり前提を整理させてください。
・日本維新の会所属 東京都東村山市議会議員(2023年4月統一地方選挙で初当選)
・阿部司衆議院議員(東京12区・比例復活)の秘書を初当選前から2年
・日本維新の会・東京維新の会に関わるようになってから5年目
維新と私はこんな感じの関係性です。
大阪維新は勝ち、日本維新は負け
大阪では小選挙区全19区で勝利。
大阪都構想賛成を引き換えに譲っていた公明党の4区も勝利し、見事全勝となりました。
しかし、その他地域では比例票を大幅に減らし、全体では選挙前44議席でしたが、38議席となり、野党で唯一、議席を減らしました。また、大阪の次の公明党とガチンコ対決をしていた兵庫は全敗となり、比例復活がここで活用されました。一方で、大阪以外で小選挙区勝った地域やもう少しだった地域もあり、個々人の日々の積み重ねが評価されたところもあったかと思います。
これからの日本維新の会
中にいて感じるのはやはり多くの方が指摘しているように「大阪の成功例を全国に」という空気です。日本維新の会自体が大阪から始まったのは間違いないですが、大阪で受けるものが東京や他の地域で受けるということではありません。4年間身を持って感じています。
全国政党になるためには、日本全体のグランドデザインや、脱大阪をしない限り絶対に無理だと考えています。役員を見てもほとんどが大阪です。これでその他地域の意見が反映できるかと言われるとそうではないと思います。大阪とは別世界だということを我々非大阪の議員も、大阪の議員も改めて実感しなければならないと思います。
そのためには、日本維新の会の役員を少なくとも半数はほかの地域の議員にすることが必要不可欠だと考えます。全国政党を目指すならやらなければなりません。
その前には、代表の辞任、そして代表選を行わなければなりません。今の流れだと馬場代表の辞任が仮になかったとしても、代表選は行われるかと思います。その時に少しでも色んな地域の議員をはじめとした特別党員が出て、議論を戦わせ、非大阪との付き合い方の再考が必要です。
日本維新の会は一気に成長しすぎたと思います。東京維新の会でも地方議員は倍以上に増え、自戒も込めますが去年の風で受かった人も多いのは事実です。だからこそ、しっかりと地域を根ざしている活動をしなければならないですが、できている人はそこまで多くないと肌で感じます。
それがあるからこそ、党役員の中でもしっかりとしないといけないということで、足立康史前衆議院議員のような異論を唱える人を排除してしまったということになったと考えています。
日本維新の会は今後、身を切る改革以外の根本になる政策を掲げ、ウィングを広くしていかない限り大きくはならないです。例えば、統治機構改革や医療制度改革、次世代への徹底投資などです。
元はといえば、今回の現役世代を重視する政策も日本維新の会が最初に掲げました。ですが、マーケティング力で負け、衆院選比例で惨敗するという結果になりました。このことから考えると、見せ方さえなんとかすれば、私は立て直しがいくらでもできると考えています。根本的なところは間違ってはいないと思うので、伝え方、見せ方を大阪寄りではなく、全国に向けて発信することができれば、来年の都議会議員選挙や参議院議員選挙でも十分戦えると考えています。今回、日本維新の会にご期待いただき、比例で投じてくださった方々は言うのであれば、風がなくても維新に期待をしてくださっている存在です。基礎となると言っても過言ではありません。ここを大切にしながら、我々は我々の政策を進めていかなければなりません。
そのためには、現執行部が退陣し、代表選が行われ、可能であれば、大阪維新の会以外のメンバーが代表や重役に就くことから全てが始まります。
日本のこれから
自公政権が過半数を割れ、野党もバラバラになっている今こそ、是々非々である日本維新の会や右寄りの国民民主党の役割は大きいです。我々がしっかりと政策をぶつけていき、是々非々で良いものは良い、悪いものは悪いという考え方で、賛成や反対をすることでこれまでにない改革ができることは間違いありません。
国民のみなさんもそれを望んでいます。
これだけ与党が不安定になった今、1番心配なのは外交です。中国の台湾侵攻や北朝鮮、ロシアの動きも落ち着きが全く見えません。だからこそ、ここは自公と維新がしっかりと手を組み、防衛予算や外交努力を重ねていかなければなりません。
東京20区の結果
東村山を含む、東京20区では、現職の自民党木原誠二さんが小選挙区で再選しました。
比例現職だった共産党宮本徹さんは共産党の比例枠が2021年は2枠だったのが今回1枠になってしまったため、落選となりました。
国民民主党新人の大西けんたろうさんは惜敗率(小選挙区で当選した人の票数からどれくらい取れたか)で他の国民民主党の候補に負けてしまい、比例復活もならず落選となりました。
東京20区は全国でも珍しくなってしまった野党共闘が上手くいっている地域で、立憲民主党が立てずに共産党が立てているという珍しい地域でした。しかし、今回宮本さんが落選してしまったので、今後は立憲も候補者を立ててくる可能性があります。そうなると、より今回小選挙区で当選した木原さんの当選が難しくなることが今後予想されます。
改めてにはなりますが、今回日本維新の会の候補を立てることができず、本当に悔しく、そして申し訳ない気持ちでいっぱいです。候補がいないため、地元で活動できるタイミングがほとんどなく、ひとえに悲しい気持ちでいっぱいでした。やはり各級選挙とも候補者を立てられるように引き続き努めていかなければならないと思いました。
比例票では、4191人の方にご期待いただき、本当にありがとうございます。前回2021年の衆院選では8685人の方に投じていただきましたが、半分以下となってしまいました。これは日々私が東村山でしっかりと活動ができていないという表れでもあると思います。引き続き精進していきます。
毎度同じことを言っていますが、地方議会でやれることを私はやるだけです。12月議会も気づければもう少しで始まります。
少しでも市民のみなさんの生活が良くなるように引き続き「もったいない」のないまちへすべく、頑張っていきます。
今日はこんなところで。それでは。