こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
今日はとある学校のとある団体のお手伝いをしてから、新しい地域活動の準備と雑務をしておりました。
さて。
先週の金曜日になってしまいましたが、私の一般質問の出番がありました。今回は大きくテーマを二つとしました。詳しくは目的と意図を綴ったこちらのブログをご覧いただければと思います。
ブログの後半で私の一般質問への市長や行政側の反応をまとめつつ、前半はいつもの通り気になったことを雑多にまとめていきます。今回もいろんなテーマがあり、聞いてて非常に勉強になりました。
気になったこと
児童発達支援・放課後デイサービス
2事業所ずつある。
「すくすくキッズ」「楽しい放課後みんな」が文書指導対象となった。
返還まで時間がかかっている。
ハラスメントアンケート
12月2日〜16日までで実施。
2105名対象。732名が回答。34.8%
他自治体や厚労省のマニュアルを参考に作成した。
ロゴフォーム(オンラインアンケート)で実施。難しい場合は紙でも可能とした。
全体としては35%。正規職員は65%程度ある。それは高いと思っている。会計年度任用職員は6.5%。
ハラスメント受けた37.7%は多いと感じている。
自由記述の中には具体的な記述もあった。誰がそれを書いたのかはわからない。事実確認はしていない。双方の確定はできなかった。
今回はアンケートを実施した後の動きを規定してなかったので、特定などはしていかない。執行部側には知られたくないという意思を多数を感じられたから、第三者機関にお願いする可能性もある。
秋津駅・新秋津駅
行政間では広域で計画を立てているわけではない。
事業別主要な施作評価シート
まずは載せていくというルールがあった。
事業のうち介護保険が事業費上位を占める。その後、情報システム保育が占める。そして高架化工事費や都市計画道路が占める。給食費、公共施設再生、教育委員会人件費、小学校洋式化、特別会計繰出金、人件費が占める。
そのうち、評価シートに載っているのは9事業のみ。
再整理をしていきたい。
東西線乗り入れ
具体的な内容は何もない。
多摩モノレールの方が実現性が高い。
総合計画前期基本計画に書いてある。毎年機運醸成の数値を測るのは難しいと判断した。
保護者会PTA
小学校中設置校11校。保護者会4校
保護者会は相談し合う関係、PTAは学校との連携を図っていく。
条例や法律で決まっているものではない。
90%から84%に減っている。
あくまでも任意団体のため、市では基準などを設けていない。
学校側との責任の所在は棲み分けしているわけではない。
スポーツセンター自主事業
令和4年度1657万円、5年度3428万円、6年度3907万円
2000万円が想定額だった。超えた分は手すりをつけたり、電気を変更したり、改修費として使ってもらっている。
屋内プール令和元年度1.5万人、令和5年度1.7万人。運動公園プールが廃止されたが、2000人の増となった。
自主事業割合:令和2年度31%→3年度36.3%→4年度36.8%→5年度42%→6年度43%。
東村山駅連続立体交差化事業(高架化工事)
令和10年度に高架化が完了する予定。令和7年度中にはゾーニングを示す予定。
東村山駅西口サンパルネ
2階テナントも無くなった。
イルソーレ利用者数1449人/月。
都市計画道路
3・4・5号線:226号線は用地取得済み、3・4・27号線:97%取得
3・4・9号線:第一区100%
3・4・10号線:第一区65%→令和6年度末71%取得、第二区32%→47%
3・4・31号線:74%→75%取得
学校の危機管理対応
刺又で撃退する。心情的なケアもする。
萩山駅周辺
小平市に立つ新しいマンション:イオンの近くに立つ予定。横断歩道を商業施設付近に設置する予定。
野口町2丁目大型マンション
興和株式会社東京創薬研究所の跡地にできる予定。
市としては研究所や開発所を残してほしいと連絡したが、断念となった。
15階591戸のマンション。
6617m2のスーパー。2階は駐車場。マンションとスーパーの建設期間が重なる。
2mの歩道上空地ができる予定。工事車両の通行経路の報告を求めている。通学路なのでガードマンを配置すること。交通状況に支障が出ないようにすることなどを指示している。
三菱商事土地開発がスーパーを作る。
税収増が期待されるが、ニーズも増加する。保育、学校の対応策は検討していく。
日機装の解体はマンションではなく、新しい研究施設ができる。
自殺対策
ライフリンクと事業連携。
地域全体で取り組んでいくことが必要であるという助言を基にシンポジウムを開催。
関係機関や市民で一体となって進めていくことが必要。ゲートキーパーとしての役割も大事。
101人参加67人アンケート回答。80%が満足。74%が自殺が身近だと思うという回答。
双方向の意見交換を初めて行なった。
一時期は50人近い人が亡くなっていた。25人前後で推移をしている。
地域社会作りをしていくことが大事。
子ども若者自殺対策:ODや東横キッズなども入る。受け止められる環境を作っていかないといけない。
教育環境
子ども性暴力防止法:日本版DBS。性犯罪歴の有無を見る。教職員の研修。夏休み前の研修で実施。
クラウド活用による自宅学習などを推進している。ICT環境を推進する。学びの場をカスタマイズしていく。
野火止小学校:人権教育の研究は終わったが、まだまだ研究を深めていくことが大事。
バリアフリー化
校舎トイレ100%、スロープ100%、エレベーター0%
萩山小学校はバリアフリーを目指している。あじさい学級の生徒、保護者からも意見を聞いている。極力合理的配慮をしながら、要求水準書を作ってきた。最終日提出予定の補正予算でこれも出してくる。
一般質問まとめ
これまで様々なテーマを取り上げてきましたが、いつも意識しているのは東村山市独自のオリジナリティをどう出すかです。そのための減税、そのための行財政改革、そのためのセンターピンをどうやって決めるのかなどなどこの2年間8回に渡り取り上げてきました。
今回のこの2つは、これまで取り上げてきた独自性のうち、少し深化をさせ、かつ取り組みやすいものを取り上げました。
積極的に実証実験を!リードするまち東村山へ!
これまで東村山では様々な実証実験を行ってきました。
答弁から民間提案でスタートしたものが多くを占めるということではありましたが、それでも市役所発の企画などはたくさんあります。
質問していく中ではっきりさせようと思っていた民間事業者提案制度との違いは、答弁の中から出てきて、民間事業者提案制度はある種イベント的に行うためということで、私の考えと一致していたので、その点はよかったです。その一方で、民間事業者からの提案で進める実証実験は、いつでも門戸は開いているという意味でやっているということでした。
私からお伝えしたのは3つ。
一つ目は、いつでも開いているのであれば担当部署を作ること、それをわかりやすくすること。二つ目はこれまでの成果をしっかりと部署間を超えて共有すること。三つ目は、これまで行った実証実験をわかりやすく1ページにまとめて市のホームページに掲載すること。
担当部署は質問したところ、特には決めてはいないが、便宜上経営改革課が行っているということでした。それは外から見るとわかりづらいので、わかりやすいように表記してほしいとお願いをしました。成果を共有することに関しては、部署間で温度差があることは答弁の中でも認めたところで、その情報やノウハウを持っている部署と持っていない部署でしっかりと共有して、市役所全体として底上げできるようにお願いをしました。そして、ホームページに載せることに関しては、これまでいくつもの実験をやっているのにまとまったページがなく、今回一般質問を作るのにも苦労をしました。ということは、何か提案したいと思った企業さんがいたとしても、なかなかどこに相談すればいいのか、どういったことを過去にやっていたのかなど見つけづらいということを表していると思います。
この実証実験自体は、費用がそこまでかからず、市民、市、職員、どの面をとってもプラスになる政策なので、もっと進めてほしいと思います。市民にとっては様々なサービスの利便性が上がったり、ワクワクする東村山になったり、市にとっては柔軟なまちであるということを他に示すことができたり、職員の皆さんにとっても自分が提案したことが実現しやすい職場だとモチベーションアップに繋がったり、働きがいにつながったりします。
とにかく三方良しどころではなく、なん方も良い政策なので、もっと実証実験をしやすい環境作りをしていただきたいと思います。
三十路式(仮)から始まるまちおこし!愛着の持てる東村山へ!
大きな二つ目は、三十路式を取り上げました。
東村山の場合は二十歳にやっていますが、三十路式は同じような効果があります。教育部からの答弁の中でも、大人になった自覚を促す、地域社会との絆、故郷を思い出す、経済的効果などなど様々な効果があるという話がありました。
予算についても60万円程度で行うことができるという答弁でした。
東村山市として、東京都やっているマッチングアプリや例えば婚活などを行うことに私はあまり賛成の立場ではありません。成果が見えづらく、評価がしづらいからです。直接的にそのものごとにお金を出すことではないと考えるからです。ですので、ちょうど1年前にも一般質問で取り上げましたが結婚政策などと表し、市が直接的にやるのはイマイチだと考えるという話もしました。行政側も同じ考えのようです。
しかし、初婚年齢は全国平均だと男31.0歳、女29.6歳、東京都平均だと32.1歳、30.6歳、東村山だと9割が30代前半までに結婚をしている(平成27年度データ)ということもあるように初婚年齢は31前後だということがわかります。
そこで今回取り上げた三十路式が必要になってくるのです。
東村山で育った人たちやそうではない人たちが30歳を節目に住んでいる自治体、育った自治体で一堂に会すというのは非常に意味があることです。育った人であれば、同窓会と同じく、同級生に会ったり、親に会ったり、思い出を思い出しながら、故郷を思いつつ、20歳の頃よりも、社会に出て経験を積んだ結果、感じるものが多くなります。一方、市内で育った人ではない場合も、友達を作る機会になったり、同世代の人と仲良くなる機会になったり、そこで結婚している人、出産している人、仕事に一生懸命の人、親の介護をしている人など様々な経験をしている人が集まって、自然と情報交換をし、地域のお店に行き、お金を使う。このことが非常に大切なのです。
質問の際にも少し触れましたが、二十歳のつどいの場合は、お酒を飲める人飲めない人、タバコを吸える人吸えない人などが分かれているので、お店選びに苦労したり、気を使わなければならなかったりしますが、30歳であればそれはありません。また、20歳というと高校を卒業してから2年、今の時代働いていない人も多く、2年間の新しい経験が多種多様になりづらくなると思います。一方で三十路式であれば、大学を卒業した人も8年社会を経験していたり、結婚している人、子育てをしている人、人それぞれになります。20歳の時よりも積もる話がしやすくなります。さらには、自治会や消防団など地域の団体に若者が少ないという問題も解決できるかもしれません。
だからこそこの三十路式には様々な効果があるのです。
質問の中で、行政がやる場合と民間がやる場合とでのメリットデメリットの話もしました。
全国様々な自治体で実は行われていたりするのですが、民間が行っている場合だと、集客にうまくいっていないケースもあったりします。行政がやる場合にはデータを持っていたり、ネットワークを活用できたりするので、行政が主導でやるべきだとお伝えしました。
最後、市長は切り口を考える、例えば30代前半にするなどという話をしていましたが、そうではなくて、三十路の時にしか参加できないという希少性が参加意欲を少しでも向上させ、特別感を出す可能性が上がるのです。
実証実験の提案も、三十路式の提案も、これまでにないくらい良い答弁を頂けました。
是非とも積極的に進めていただきたいと思います。
この二つに関しては私も専門でもあるので、やれることはなんでもやりたいという話を終わった後、行政の方々とも情報交換をしました。
まとめ
2年が経ち、9回目の一般質問でしたが、これまでで一番良い答弁がもらえました。
私の考えと行政の皆さんが日々感じていることが一致したのかと思います。是非とも一緒になって、引き続き東村山市の独自性を出していけるように私も頑張っていきます。
今日はこんなところで。それでは。