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【古民家】こういうと聞こえはいいけど実体は…。

まちづくり
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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

先日、友人が埼玉県飯能市で行っている古民家の改装を見てきました。

今回は、そのレポートをしていきたいと思います。

埼玉県飯能市吾野という場所は東村山市は車でも、電車でも1時間くらいのところにあります。池袋駅からも電車にうまく乗れると1時間ちょっとで着くことができます。
正確な住所で言うと、吾野という住所ではありませんが、便宜上そのように表現しております。この古民家の最寄りの駅は西武池袋線「吾野駅」です。ご存じの方は多くはないとは思いますが、実は西武池袋線の終点は飯能駅ではなく、この吾野駅なのです。今回は割愛しますが、東村山市にも通っている西武線の歴史は結構面白いので、いつか語りたいと思います。

さて。
飯能市にある吾野駅からすぐのところにこの場所はあるんですが、こう結構な広さがありました。2階建てで、古民家が二つで300万円程度で購入したそうです。この家の向かいにも住宅があり、売っているのですが、その家も180万円。都心からほど近い場所でありながら、このような場所がすでに存在しています。新しくお子さんが生まれることはほとんどなく、数えられるそうです。一方で、悪い噂もいい噂もすぐに広まって、引っ越してきてすぐにいろんな人と仲良くなったという話を聞きました。

この吾野はかつて、吾野宿といい、要所だったようです。
だからこそギリギリお肉屋さんや魚屋さん、八百屋さんなどが残っており、生活には困らないと言います。一方で、大きな買い物するためには、スーパーへ車で15分、コンビニへ車で10分ということで、車がないと不便なことは確かなようです。

ここのオーナーは池袋でもシェアハウスをやっており、そのサテライト的な形で吾野にもシェアハウスを作っています。コミュニティ形成をし、少しでも様々な人が生活しやすい社会を作っていきたということでした。限界集落と呼ばれる直前の状況の街と都心をつなげることで、新しい価値観を生み出そうとしています。

古民家を購入してから様々なことに気づいたそうですが、よく見ると家のあちらこちらに雨漏りの跡があったり、軋んでいたり、扉が閉まらなかったり、隙間があいていて冷暖房効果が悪かったりするようです。それを直すのにも時間がかかります。地域産業が衰退していく分、職人さんも減っているので基本的には自分たちでやらなければなりません。
それを楽しめるうちはいいけど…とも言っていました。

東村山市もベッドタウンとして発展してきた背景はありますが、人口は少しずつではありますが、減少しつつあります。近い将来吾野までは行かないとしても、人口が減っていく中で立ち行かなくなることなども出てくると考えられます。その中では、これまでにはない発想が求められてきます。

だからこそ、様々な自治体や地域で学び、それを積極的に取り入れていくことが必要不可欠です。私も国内外問わず、様々な場所に行き、様々な学びを得て、地元東村山で活かせるように引き続き努めていきます。

今日はこんなところで。それでは。

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