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【6月議会最終日】盛りだくさんの一日でした。

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は、6月定例議会最終日でした。

さて。
1日本当にいろんなことがありました。

まずは大きな流れについてです。
これまで6月議会では、当初議案を審議し、陳情などは委員会に付託されました。そして、最終日には委員会に付託された議案・陳情が返ってきて、さらに追加で議案を審議するという流れでした。

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各委員長報告

委員会に付託された議案・陳情に関して、各委員会から報告がありました。
政策総務委員会委員長・厚生委員会委員長・生活文教委員会委員長から報告(まちづくり環境委員会委員長からは今回は議案・陳情ともになかったためなし)、それぞれの議案・陳情の質疑・討論が行われました。

この質疑・討論にもだいぶ慣れてきましたが、委員会に付託された議案・陳情に対しての質疑・討論には注意点があるようです。その委員会に所属する委員は、質疑・討論できません。考えてみれば当たり前なのかもしれませんが、委員会に所属している委員は既にその委員会で議論(質疑・討論)しているので、わざわざ本会議では聞くこと・言うことないでしょというロジックのようです。
また、質疑に関しても、その議案そのものにできるわけではなく、その議案に対して「どんな議論があったのか」のみを聞くことができます。議案の内容については聞くことができません。

それぞれの可否は後日、東村山市のホームページで出るので、割愛しますが、この質疑の中でも珍しいことが起きました。

それは、厚生委員会に付託された「5陳情第11号 国に『健康保険証廃止でマイナンバーカード強要を中止させることを求める意見書』を求める陳情」の時です。
日本維新の会をはじめ、私も合理的に考え、マイナンバーカードの普及促進は必須だと考えております。確かに昨今政府によるミスなどが相次いでいますが、それ自体がマイナンバーカードの仕様とは直接関係がなく、他の点で起きています。また、高齢者や障がいのある方が申請が難しいという話もありますが、現在の保険証は顔写真もなく、不正されているという事実があります。先に挙げた方々の申請が難しい=だから廃止という理論ではなく、「どうしたらそのような方々もしっかりと運用できるのか」を考えるべきです。
ここまで私の意見を述べましたが、賛否が拮抗するということが起きました。採択12・不採択12でした。東村山市議会議員は25人で、議長はこの賛否には参加しないので、採決できるのは24人となり、偶数です。めったにないことのようですが、この場合、議長が最後決するということになっており、その結果不採択となりました。

これまでもこのような状況に関して、様々な議論があったようです。そのため、基本的には議員の数は偶数になっていることが多いようです。議長が抜けて、奇数になるように設定されているようです。議員定数削減やその経緯に関しては、また後日ブログにまとめますが、そのようなことがありました。

議案第52号 令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)

6月議会最終日のメインテーマはこちらでした。
様々な補正予算があり、様々なテーマがありました。

大きく分けると下記になるかと思います。

・センター地区構想をどうするのか
・北庁舎解体
・自転車ヘルメット補助
・マイナンバーカードを利用したマルチコピー機を市役所に置くこと
・憩いの家でのお風呂再開
・第二子以降保育料無償化
・児童館の施設費
・妊婦エコー補助の拡大
・感染症予防事業費
・都市デザイン専門監の報酬
・市営住宅集会所のエアコン回収
・部活動の外部指導員
・スポーツの日に開催するグルスポ
・前川公園の修繕費

盛りだくさんでした。
そのため、ほとんどの議員・会派はここで時間を使うために残していたり、私もそうですが、ここで使い切ってしまいました。時間制限に関してもまた後日ブログに書きます。
そんな中で、私が通告した質疑は下記の通りでした。

質疑内容とともにそれぞれの項目についてまとめていきます。

センター地区構想をどうするのか

たくさんの議員が質疑をしておりましたが、センター地区構想とは、市役所を東村山市の真ん中とし、様々な複合的な場所にしつつ、高架化や建物の老朽化に伴う建て替え工事を含め、どのような場所にしていくのかという構想になります。

詳しくはこちら
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/keikaku/bunya/shisei/shisenta-chiku/kikaku2020111110361.files/higashimurayamacentertiku.pdf

今回は、センター地区をどうしていくのかの指針を作るための調査費用の計上でした。様々な質疑や答弁がありましたが、基本的にはPPPを促進していくための方法を考えていきたいとのことでした。

公共施設等の建設、維持管理、運営等を行政と民間が連携して行うことにより、民間の創意工夫等を活用し、財政資金の効率的使用や行政の効率化等を図るものであり、指定管理者制度や包括的民間委託と訳される。

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanminrenkei/1-1.html#:~:text=PPP%EF%BC%88Public%20Private%20Partnership%EF%BC%89%E3%81%A8,%EF%BC%88Private%20Finance%20Initiative%EF%BC%89%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%80%81

私としても東村山市の中心に位置する市役所をはじめとした場所をどのようにデザインしていくのかは非常に大切なことだと思いますし、しっかりと計画を進めてほしいと考えます。

北庁舎解体

市民センターの横の北庁舎を解体するための費用です。

北庁舎にはアスベストがあることが平成17年に分かり、翌平成18年には撤去をしていますが、他の部分にもある可能性があり、その撤去費用を当初予算で見込んでいましたが、解体業者に一括して頼むことで108万円が48万円になりました。ということを自分の質疑で聞けてよかったです。これからも一緒にできるものは一緒にして効率化を図り、費用削減などを進めてほしいと伝えました。

また、解体工事に関しては、まず市民センターのスロープを市民センター横に移動し、その後北庁舎を解体していくとのことでした。その後、駐車場として使えるようにするそうです。停められる台数は80台ほど(これから設計次第では前後する可能性あり)、期間は令和5年12月〜令和6年3月くらいまでということでした。

その工事に伴い、隣接する市民センター・中央図書館・駐車場は一部使えなくなり、いきいきプラザの方を使ってほしいとのことでした。

自転車ヘルメット補助

自転車利用時のヘルメット着用は努力義務となっています。あくまでも努力義務なので、するしないは任意です。

そのヘルメットに対して東京都の補助金を活用し、上限2000円まで補助するという内容です。昨年度にプレゼント企画を実施したところ、660件の応募があったため、今回は600件の用意があり、補助条件は下記の通りです。

・アプリで勉強すること(https://apps.apple.com/jp/app/id1668987761?l=jp
・認証マークのあるヘルメット
・購入場所や店舗は問わない

市内のヘルメット着用率はわからないが、東京都全体では5.6%だそうです。

マイナンバーカードを利用したマルチコピー機を市役所に置くこと

私も質疑に入れておりましたが、こちらはマイナンバーカードの普及率が80%を超えたことで、市民の方々にもっと便利に使ってほしいということで、住民票の発行などを市役所ではなく、コンビニで取れるということを告知し、取り方を覚えてもらうために、マルチコピー機をレンタルして、市役所の1階に置くというものです。

まずは半年試してみるということでしたが、萩山町にはコンビニがなく、諏訪町・回田町・青葉町にもコンビニが少ないということで、利便性向上のためにもコンビニではなく、文化センターなどにも置いてほしいとの質疑もありました。

私としては、この事業に関しては賛成をしていますが、あくまでも市民の方に知ってもらうということが目的のようで、具体的な通知目標がないとのことでしたので、市民の方に使ってもらうというのは、具体的にどれくらいの方が使ったら”使った”になるのか数値を策定し、効果検証をした方がいいとのことをお伝えしました。これに限らずなんでもそうですが、皆さんから頂いた税金なので、せっかく使うのであれば、有意義にしっかりと意図と目的を持って使うのは当たり前です。だからこそ、今後もしっかりと提案していきます。

憩いの家でのお風呂再開

あまり質疑は出ませんでしたが、昨今の光熱費の高騰で負担増にならないようにしてほしいと私から伝えました。

第二子以降保育料無償化

こちらも質疑はありませんでしたが、しっかりと進めてほしいと思います。
私も当事者世代でもあり、当事者になる可能性があるので、注視していきます。

児童館の施設費

あまり質疑は出ませんでしたが、昨今の光熱費の高騰で負担増にならないようにしてほしいと私から伝えました。

妊婦エコー補助の拡大

現行の1回から4回に、補助額を1回あたり5300円にするというものです。
東京都内でも里帰り出産でも利用可能とのことです。

少しでも増えることはいいことで、4回で概ね収まるようですが、そうでなかった場合には自己負担となってしまうので、無制限としている自治体もあるようです。「子育てするなら東村山」と市長もおっしゃっているので、もう少し踏み込んでほしいなと思います。

感染症予防事業費

こちらはコロナの予防費用として計上されていました。

どうして5類になり、保健所が数値を追わなくなったのに、費用が必要なのかと思い、質疑通告をしましたが、5月7日から5類になったことで大幅に減り、最後の事務作業の費用とのことだったので、安心しました。

都市デザイン専門監の報酬

高架化やセンター地区構想を進める上で一番の肝と言っても過言ではない、この都市デザイン専門監の登用。月22万5000円の報酬。自宅〜福岡空港〜羽田〜東村山間の宿泊費含め、年間1918000円を計上しています。

個人的には正直、重荷を背負わせすぎではないかなと思い、上記の質疑を行いました。15万人の方々住んでいるまちで、東村山市の大転換機に置いて、22万という報酬なのもどうなのかなと思います。
いづれにせよ、しっかりとまち全体を設計していただき、より良い東村山にできるように私自身も近輪を合わせてやっていきます。

市営住宅集会所のエアコン改修

富士見町にある市営住宅のエアコンはすでに30年以上利用しており、ものによっては暖房が使えないものもあるようです。今回は3台を交換するための費用とし、10月に行う予定です。
私はこの集会所もそうですが、包括的に市営住宅をどうするのか決めていかなければならないなと考えております。人口減少に伴い、都営住宅すら空きが出てくる可能性があるのに、市営住宅の存在意義は問い続けないといけない問題だと考えます。

部活動の外部指導員

部活動外部指導員・部活動指導員は、昨今の働き方改革の一環で、部活動を学校ではなく外部に委託しようという流れにおいて、東京都から出された補助金を活用し、プロの方にお願いするというものです。

詳しくはこちら
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/bunkakatsudo_guideline/01/pdf/r1407482_11.pdf

その流れは良いと思いますが、一方で指導員のやりがい搾取や学校の先生のようにブラックにならないようにしてほしいとの旨を伝えました。時給1390円〜1160円ということで、決して高い金額ではありません。また、平日夕方前と土日にしか仕事がないため、これだけで生計を立てるのは難しいと思います。だからこそ、再質疑で「年齢は?」と聞きましたが、結果的に若い方ではなく、比較的高齢の方が増えていくことが予想されます。部活動に参加するのは体力的にも非常に大変です。だからこそ、しっかりと報酬を払うなら払い、良いコーチを見つけて指導してほしいと思います。

私も中学生の時はバレーボール部に所属していましたが、外部コーチがいました。しかし、十分な報酬ではなかったため、噂によるとアルバイトの掛け持ちをしていたという話も聞きました。それでは本末転倒です。人材確保のためにも、給与を含めた待遇面には気をつけてほしいと思います。

また、地域人材・資源活用推進事業費については、東村山第二中学校が採用され、マインクラフトを使い、独自の街を作り発表していくそうです。非常にいい試みだと思うので、もし見学ができたらしたいと思いますし、eスポーツをもっともっと活用していきたいとも思います。

スポーツの日に開催するグルスポ

10月9日スポーツの日にスポーツとグルメを掛け合わせたイベント「グルスポ」をやるための予算です。
これまでは昭和39年から市民大運動会やってましたが、高齢化や核家族化によって参加者が減り、新しい形を模索していく中でこのようになったようです。

近隣の東村山第五中学校、東村山高校、ポールスタアさんとも連携し、3000人の集客を見込んでいるようです。個人的には私が所属している商工会青年部がやっている「どんこい祭」も20000人が来るので、10000人ほど来るのではないかと考えております。

講師委託料を計上し、東村山市にゆかりのある著名人を呼ぶ予定で、ダブルタッチなど新しいスポーツやeスポーツも予定しているので、楽しいイベントになりそうです。

一方で質疑しましたが、近隣の東村山第五中学校、東村山高校、ポールスタアさんとの連携が駐車場を貸してもらう程度で予定しているとのことだったので、もっとあの地域全体でイベントを作り上げて行ってほしいということをお伝えしました。

前川公園の修繕費

野口町にあるシチズングラウンドを前川公園グラウンドとして整備するための予算です。これまでの議会や委員会でも散々取り上げてきたので、ここでは割愛しますので、下記ブログをご覧ください。

仮管理事務所をクラブハウス撤去の後に、前川沿いの正門入って右に設置し、7月から設計、8月に入札、11月から工事、12月末に設置完了予定ということや、テニスコートの芝生の2/3を9月1日の共用開始までに直すという話もありました。

以上が、「議案第52号 令和5年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)」でした。
その後、「議案第53号 令和5年度東京都東村山市国民保健事業特別会計補正予算(第1号)」「議案第53号 令和5年度東京都東村山市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」は質疑がなく、前回一致で可決となりました。

推薦第4号 東村山市緑化審議会委員の推薦について

こちらはこれまで通り、朝木直子、木村隆、駒崎高行、山田たか子(敬称略)となりました。

緑化審議会委員とは、市の緑の保護と育成に関する重要な事項を調査及び審議するため「東村山市緑化審議会」を設置しているものです。

詳しくはこちら
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/smph/shisei/keikaku/shingikai/kankyo/ryokukasingikai.html

委員会付託・継続審査

委員会で継続審査となったものや閉会中も調査を続けるための決議を取りました。
特に私が所属している生活文教委員会に付託された陳情「陳情第13号 東村山の中学校に温かい全員給食を求める陳情」は継続審議となり、今後も審議が続けられる予定です。

詳しくはこちら

議員提出議案

「特別支援学校・学級等への教員等の適切な配置を求める意見書」と「学校給食費の無償化を求める意見書」が提出されました。
実はこれは事前に代表者会議で議題に挙げられているようで、私にも連名するかどうかという連絡がありました。副議長がまとめ役をやっているようで、私も両意見書とも連名させていただき、賛成をしました。

そして少しの休憩を挟み、委員会で採択され、先ほどの委員長報告でお知らせされ、採択となった陳情「陳情第12号 核兵器禁止条約締約国会議に参加するよう日本政府に求める陳情」が議員提出議案として、提出されました。名前は少し変わり、少し内容は変わりましたが、私も賛成し、採択となりました。

以上となりました。

6月議会最終日は本当に盛りだくさんでした。
ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございます。まとめるのにも時間がかかったので、読んでいただけると本当に嬉しいです。

初議会のまとめはまた後日書くことにしますが、最終日のレポートはここまでとしたいと思います。
それでは。

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