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【12月議会最終日】4000円給付、子どもは2万円。議会軽視?なぜ4000円?

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

12月1日から始まった12月定例議会も昨日ようやく閉会となりました。
最終日の昨日はこれまでの委員会での審議、そして追加議案であるいわゆるお米券、子どもへの2万円の給付について審議をしました。

また例のごとく雑多にまとめていきます。

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市長より

羽出山関昇進幕入りへ
41年ぶりの幕内へ。2026年1月11日初日。

都市計画道路
12月19日に見直し計画の発表。
10年間から15年間に変更。新秋津〜清瀬、秋津駅前広場を含むところも追加。
8年1月末までパブリックコメントを募集している。
新宿駅西口広場、立川グリーンスプリングスでオープンハウス。
第4次、280-1から262-1の区間を取得。17年度末まで事業期間。

雑多なまとめ

委員長報告

政策総務委員会

議案第44号 非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
1500円報酬を平均的な水準とする。
8年から全校へ。教育の業務負担の軽減を期待。
役割が明確になる。
1〜2時間で年間3回程度。
→可決

議案第45号 東村山市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
官民格差の解消を目的。
職員団体とは妥結。総額で2.5億円。
現在よりも昇給制度が整えられた。
→可決

議案第43号 東村山市会計年度任用職員に関する条例の一部を改正する条例
報酬額上限をアップ。
他市では上限がさらに上となっている。
93.9%の充足率。
→可決

厚生委員会

議案第49号 東村山市特定乳児等通園支援事業の運営に関する基準を定める条例
8年4月から6施設、5月からは8施設で始まる。
→可決

議案第50号 東村山市立児童館条例の一部を改正する条例
学校の一部を使い、児童クラブとするもの。
児童クラブの受け入れを拡大。
3人以上配置予定。
→可決

7陳情第12号 国民健康保険制度の財政支援拡充と保険料軽減を求める意見書を提出する陳情
国の検討よりも低い内容になってしまう可能性がある。
委員会採択→本会議不採択

7陳情第13号 資格確認書の全員交付の実施を求める陳情
委員会不採択→本会議不採択

まちづくり環境委員会

詳しくはこちらをご覧ください。

議案第51号 東村山市美住リサイクルショップ条例の一部を改正する条例
使用料手数料を見直し。
午前17%、午後12%、夜間0%。
ほとんど収益には影響ない。

議案第52号 東村山市準用河川管理施設等の構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例
基準を設けていく。
前川を準用河川とする。
前川公園に調節池を設置。
20〜30ミリでも氾濫している。6割の氾濫リスクが軽減する計算。
50ミリを目指す。

生活文教委員会

議案第46号 東村山市市民農園条例の一部を改正する条例
1500円から1800円に値上げ。
事業開始から値上げしていなかった。
生産緑地として認められる。
→可決

議案第47号 東村山市集会所条例の一部を改正する条例
市場性の有無、基礎的か選択的かでサービスを4つに区分する。
物価高騰で先送りにすることは将来世代への負担となる。
パブリックコメントを行っていた。
受益者負担割合の変更は検討していない。
→可決

議案第48号 東村山市市民センター条例の一部を改正する条例
議案第53号 東村山市立学校施設使用条例の一部を改正する条例
時代に合わせて変えていってほしい。
→可決

議案第54号 東村山市立公民館条例の一部を改正する条例
料金の据え置き廻田公民館。音響設備工事で2500万円必要。
→可決

7陳情第15号 ゲノム編集技術など遺伝子操作技術の規制と表示を求める陳情
食の安全などの観点から遺伝子組み換えと同じく規制しないといけない。
委員会不採択→本会議不採択

議案第58号 令和7年度東京都東村山市一般会計補正予算(第4号)

4000円の応援金、子ども一人につき2万円給付。
職員給与、再任用、専門職の給与増。
16.2億円追加。総額762.9億円。
繰越明許費補正:72時間稼働できる非常用電源、いきいきプラザ改修工事。
債務負担行為:児童クラブを学校活用。
土地売り払い、財政調整基金。
帯状疱疹ワクチン定期接種:想定を上回る接種者がいた。

物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金
11月21日に交付金の説明があった。
国予算2兆円の拡充。交付限度額の330%。11.8億円が交付限度額。
可能な限りの年内での予算を促していた。
高齢者や介護者への補助は国都の助成を見ながら検討していく。

不動産売り払い収入
隣接地
栄町2-31-12、売却額165万円、坪単価19.9万円、周辺坪79万円
青葉町3-24-76、10万円、25.7万円、51.9万円
栄町1-31-46、248万円、24.5万円、49万円
合計426万円
道路や関連用地としていた行政財産としての利用を終えた。所有者から払い下げの要望があった。廃道敷(はいどうじき)。

物価高対応家計応援金
必ずしも食品に限定されたものではない。
速やかな支援、事務コストを鑑みた。
委託料は過去の給付金を確認して計算した。
最大30人体制で行う。4回線の電話も用意。
令和8年1月1日を基準とする。
口座情報がわかっている世帯は、返送しなくていい。
非課税世帯は9割以上把握、2年度の特別給付金で6割の把握になると見込んでいる。
12月19日に公金受け取り口座の活用が1月上旬以降できると通知。
たのしむらやまポータルでマイナンバーカードの活用を検討していく。
2月上旬を目標に送付。2週間を期限。変更がない人は3月上旬に振り込む。
2月上旬に登録のための封筒を送る。3月中に振り込みができるように進めていく。
現金給付を前提として動いていた。
まだ決まっていないのに、SNSで発信したことを陳謝。

庁舎維持管理費
燃料補給することで72時間の稼働を可能に。
外部からの支援なしに稼働することができるようになる。
令和元年度には東京都による実情を踏まえた改善プランを実施した。
7年度中に実施計画を作成する。令和10年に完了していく予定。
8年度に委託をし、9年度から工事の予定。
地方債発行。交付税処置充当率70%。
2617万円の費用。

物価高対応子育て応援手当支給
令和8年3月31日時点で0〜18歳に給付。2.3万人。
可能な限り速やかに。児童手当の口座を活用。
特段の申請はいらない。
1月上旬に給付書類を送る。辞退がなければ、2月中旬までに支給。
新たに生まれた子どもは申請が必要。2月下旬から支払う。

児童クラブ施設費
職員1480万円、時間外131万円、消耗品42万円、賄い材料費63万円、その他委託費等1822万円。
指定管理者への契約期間上限を債務負担行為上限額とした。
待機児童がいなくなることは前例から難しい学校。
枠は90人増加。3校合計の待機児童87人。
全体の待機児童は158人。

帯状疱疹ワクチン
680件を想定していたが、テレビCMなどで認知が広がった。

常備消防費
4期の支払い。3期までは概算で支払っている。
その後、4期で調整。
500円増額された。

保育施設・幼稚園助成
国と東京都の補助金を活用。
月毎なのか日毎なのか、給食があるのか、日によって単価が異なる。

職員給与
職員平均給与658万円、664万円、690万円、増加率0.87%、3.91%
市民平均所得367.5万円、368.6万円、392.5万円、増加率3.9%、0.3%、6.5%
主任から係長くらい年収720万円〜740万円、所得538万円〜556万円、納税者だと4895人、割合6.8%。
財政力指数42.1%多摩26市中22位、42.8%22位、41.9%23位。

お伝えしたこと

配るのには手数料がかかります。私としては手数料が比較的少なく済む、下水道料金の引き下げを行うべきという話をしました。4000円を一律に配る効果より、子育て世帯や物価高で本当に苦しんでいる方へ配った方が政策的効果は高いと考えています。
そもそもこういった議論を本来するところが議会なのですが、今回市長が先に発表してしまったことで、反対しづらい空気が醸成されてしまい、仮に否決となった場合に4000円もらえると思っていた市民の方からすると「なんで??」となってしまいます。プレスリリースやSNSで公表していくことは積極的にやってほしいと思う一方で、議論の妨げにならないようにしてほしいとお伝えしました。

また基準日は2026年1月1日現在で住民票がある人ということだったので、外国籍の方はどうなるのか質疑をしました。仮に今月東村山に留学などで来た方も住民票があれば4000円をもらうことができるということでした。税の公平性の観点や今回の本来の目的である物価高に苦しんでいる方に配るという意味で考えると、正しい使い方なのでしょうか。ここは疑問が残ったままでした。

まとめ

2025年が終わろうとしています。
みなさんにとってどのような年でしたでしょうか。

様々社会が変わる中で、政治とは議員とはと考える一年でした。国政で起きている問題、東京都で起きている問題、東村山市で起きている課題、それぞれ役割が違い、私は東村山市の議員なので、国政や都政には手を出すことができません。そんなもどかしさを感じたこともしました。

今回は国の事業でしたが、長らくデフレが続いていた日本にとって、久しぶりのインフレ基調となっており、この物価高は今後も続くと予想されます。物価高は本当に苦しいですが、インフレが続き、税収が増えているからこそ、日本の底力を上げるためにもやはり今こそ必要だと思うのは減税です。当選してから一貫して訴えてきました。
給付をすると手数料がかかります。大体配るお金の20%くらいです。減税だと条例・法律改正とシステム改修は必要になってきますが、手数料という点では0%です。

国ではガソリン税の減税や103万円の壁など少しずつ変わりつつあります。東村山市でもできることはあります。来年も引き続き市民の方からお話を伺い、少しでもお役に立てるように頑張っていきます。今年のまとめは別途行いたいと思います。

今日はこんなところで。それでは。

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