こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
今日も引き続き予算特別委員会で、3日目となりました。折り返しです。
今日は民生費から衛生費まで終わりました。ここが山場でした。
1日目と2日目のブログも合わせてご覧ください。
市議会の特に今回やっている予算委員会は、来年度令和7年度2025年度の東村山市を決める大事な委員会となっています。ぜひ少しでも関心を持っていただけると嬉しいです。
始まる前に市長から
東村山駅高架化(連続立体交差事業)
6月に新宿線下り線を行う。
東村山市民対象に施設見学を予定している。
昨日の都議会での質疑の中でもありましたが、正式に東村山にも通達が来ていたようで、夏に西武新宿線下り線が上がるという予定でしたが、6月ということがわかりました。夏というと少し早い気もしますが、早くなることは良いことです。市民対象に施設見学も予定しているということで、私も楽しみです。
東村山市議会で2024年12月20日に視察した動画もありますので、合わせてご覧ください。
民生費
雑多なまとめ
財源内訳
国:128.5億円(36.89%)、都:67億円(19.25%)
一般財源:147億円(42.47%)
全体のうち民生費が占める割合
国庫:84.97%、都:58.05%
一般財源:41.45%
社会福祉協議会
定期的に会議を行っている。
自立相談
就労につながる支援:職歴業務経験健康状態を確認。
他機関との連携:65歳以上が3割。地域包括支援センターとの連携が多い。
家計改善支援事業を活用。
生活困窮者自立支援法の改正:居住支援、就労準備支援・家計改善支援、関係機関連携強化
794件(令和5年度)、707件(6年度2月まで)、7年度も同じくらいになる見込み。
相談員数:令和3年度10人、4年度10人、5年度9人、6年度9人、1日3件程度の相談。
受験生チャレンジ支援
学習支援事業、居場所支援事業でも告知した。
26市で6番目に多い。
就労支援
一般雇用44人、種別身体3人、知的9人、精神32人、トライアル0人、就労移行支援5人、1、2、2、A型4人、知的1、精神3、B8人、知的2、精神6人
職業選択支援事業。
離職率:5年度身体33%、知的10%、精神22%、6年度:0%、0%、精神34%
離職対策:利用者の希望に沿った支援を行う。
子ども家庭支援センター
安全確認等を確認するワーカー:資格要件はなし。定期的な状況確認を行う。1名。
要保護児童対策地域協議会
子どもショートステイ
小平、八王子市の施設にお願いしている。
子どもの養育を確保する。
老人保護
非処置者が減少。
高齢者サービスが促進されてきた。
手話通訳者
原則1割負担
高齢者紙おむつ
要件の緩和は検討してない。
引きこもり支援
令和5年度23名、延べ相談件数35件
令和6年度48名、111件
グループホーム
障がい者ベッド数:141床、18増
障害がある方の重度化、人材育成が課題。
高齢者施設等物価高騰対策
令和6年10月時点で適応を受けている施設。
3月31日まで。
重点支援地方交付金を活用。
1919万円17.22%が一般財源。
緊急一歳時受け入れ
保育所から実施届を出してもらう。
利用者は保留になった保護者。
希望施設などを調整して行う。
11名の利用を見込んでいる。
児童クラブ
各館2名増。
18クラブ56人→8クラブ29人となる。
児童館
妊婦向けイベントも実施予定。
親子体操、ファミリー講座なども行っていく。
正職員10人、会計年度任用職員アシスタント20人、専門職20人。
正職員は不補充。会計年度任用職員専門職員で対応する。
憩いの家
畳が傷んでいる。
畳を変える必要はない。
ヤングケアラー
子育て世帯支援事業。
年齢や支援の壁で途切れることのないように行う。
障がい者就労支援
新規開拓2件。
農福連携も模索していく。
障がい者への理解促進:事業者に合理的配慮が義務化された。
介護研修
初任者研修20名。入門的研修7名。
子ども計画
意見をしてくれた人には1000アインPayポイントを付与していく。
子ども食堂
子どもの困りごとを適切に見つけていく。
令和7年度は臨時的な対応して物価高騰対策として行っていく。
居場所事業補助金、東京都の子ども食堂補助金を今後活用していく。
2割程度が生活困難層。
養育支援訪問事業
家事育児支援:家に人を入れたくないという家庭もある
認可保育園
令和8年度開設の秋津の保育園に補助をする。
第七保育園
令和6年から2年。
保育室の床壁、LED化、駐輪場、空調など。
保育園給食調理委託
3、5、7保育園
食育や地域事業に関わる。
第三保育園:日本給食株式会社、第五・七保育園:葉隠勇進株式会社。
今後、人が減っていく場合は他保育園も委託していく。
正規9人、再任用4人。
保育無償化
第一子からの無償化:情報更新はなし
ケースワーカー
国基準だと6人不足している。
やまて企業組合
相談員支援員の人件費増
子ども虐待
虐待68件、性的5件、心理的140件、ネグレクト53件。合計266件
非該当14件
生活保護
物価高騰対策として、6年度から1000円の増額、7年度から1500円になる。
高齢者68歳一人:69510、53700、130210
小学生の子ども:生活扶助費168740、住宅扶助費69800、合計238540
子ども二人198690、69800、268490
令和6年度決算見込み60.7億円、3.5億円増の見込み
令和7年度1月3016人、昨対比29人減
外国人:令和2年度57、3年度65、4年度69、5年度69、6年度60
不正受給:13件900万円
成年後見制度
19人。
お伝えしたこと
子ども食堂、ベビーシッター、生活保護について取り上げました。
本当はあと一つ、長寿記念品の話もしたかったですが、時間がなく、なくなく割愛となりました。
子ども食堂については、KPIが違うんじゃないかという話と、そもそもの目的を達成するのに、子ども食堂で良いのか、こんな補助でいいのかという話をしました。今回初めて市が子ども食堂に手を出すことにしましたが、それによって、今後も継続的に関わり、そして補助金を出さなきゃいけなくなるという構図になってしまいました。確かに運営は大変ですが、公がお金を出して手を出さないということはないかと思います。色々と制約が生じてしまったりする可能性があります。そもそも子どもたちの居場所つくりであれば、他の物価高騰対策として子ども食堂に補助するという方法以外にもたくさん考えられます。そこの整合性については最後まで分かりませんでした。またKPIは子ども食堂を増やすというものでしたが、市が直接運営をするわけでもないのに、そのKPIは合っているのでしょうか。
ベビーシッターについては、子育て支援策としてある場所に預けるという政策は市でもやっているのですが、来てもらうという政策はファミリー・サポート・センターとシルバー人材センターしかありません。しかも、私が聞く限り、都合が合わずに使えないという話や全然融通が効かないなど、あまりいい話は聞きません。実は、このベビーシッターですが、東京都が10/10で補助してくれる事業なのです。市の持ち出しはかかりません。であれば、すぐにでも導入し、子育てをしやすい環境をより作るべきです。
生活保護については、毎年2〜3億円ほど上がっている中で、何か解決策はないかということで、年齢別と国籍別で人数を聞きました。
年齢 | 〜10 | 〜19 | 〜29 | 〜39 | 〜49 | 〜59 | 〜69 | 〜79 | 〜89 | 〜99 | 100〜 |
人数 | 83 | 149 | 112 | 161 | 306 | 526 | 491 | 632 | 438 | 70 | 3 |
国籍 | 令和2年度 | 3年度 | 4年度 | 5年度 | 6年度 |
中国 | 10 | 11 | 20? | 14 | 13 |
韓国 | 20 | 20 | 22 | 22 | 21 |
フィリピン | 16 | 18 | 20 | 16 | 13 |
その他 | 11 | 16 | 15 | 17 | 13 |
国別ではそこまで増えているわけでもなかったです。
年齢から見ると、高齢者が増えてきており、ここは何か対策が打てそうです。
生活保護費は国が3/4、市が1/4持つような仕組みとなっていますので、人数が増えたり、金額が増えると、その1/4が市税を圧迫します。少しでも減らせるように私も改めて考えていきます。
衛生費
雑多なまとめ
多胎児支援
39世帯
令和7年度予算は39世帯で計上。
サポートは19世帯。
土日祝日は3世帯。
産後ケア事業
5事業者:デイサービス型からスタート。ショートステイも。アウトリーチも始めた。
利用したい時に利用できる制度にしていく。
デイサービス294人、ショートステイ43人、訪問3人(12月からスタート)、89人利用
令和6年度子ども数662人
訪問が困難な家庭は電話や訪問もしている。
子育て応援給付金
4月1日以降は支援給付が始まる。
ゆりかごギフト・ファーストバースデー、東京都は5万円を10万円に増額する
バースデーサポート
虫歯のない子どもが少ない。
かかりつけ医師85%、歯科40%少ない。
講演会や幼児学級もやっていく。
妊婦歯科検診の受診率が低い。
自殺対策
ゲートキーパー育成
過去最多全国で527人。
災害医療
緊急セット:2年に一度点検
医療品を医師会に頼んでいる。
帯状疱疹ワクチン
予定2889件。
65歳定期接種。
5歳刻みで接種していく。
不活化ワクチンの一回7年4月以降の人には助成していく。
地域猫
登録団体でなくても貸出できるようにしていく。
エコ行動ポイント
結果を報告した世帯にポイントを配布する。
リサイクルセンター
毎年度の定期点検。摩耗劣化した部品の交換。
ゴミ処理施設
摩耗劣化した部品の交換。
ゴミクレーン点検補修工事。燃焼設備工事。給排水点検。など
A類疾病定期予防接種
増えてきたのでまとめた。
ゴミカレンダー
令和7年度版も同じように一ページに2ヶ月。
気候市民会議
次世代を担う市民の参加が多かった。
ワークショップも。
お伝えしたこと
バースデーサポート事業、献血推進事業、路上喫煙対策、し尿処理について取り上げました。
バースデーサポート事業は東村山も独自で上乗せをやっていたり、産後ケアをやっていたりするのですが、他市と比べてしまうと見劣りしてしまうところは正直にあります。そのため、効果検証はやっているのか、少ない予算の中でもどこにお金をかけるとより子どもが増えるのか考えているのかという話をしました。答弁では、金額云々よりも接点を持って、産後ケアだったり相談だったりに繋げるのが目的で配布しているという話でした。これは正直当たり前です。そういった話をしたいのではなく、いくらだったら効果があるのかないのか、という話をしたかったのです。時間がなく、譲ってしまいましたが、他の自治体で出生数を伸ばしている自治体もありますので、ぜひ参考にしてほしいという話をしました。
献血推進事業については、せっかくやっているのに周知が足りないと思っていたり、ドナー登録もやっていないことを取り上げました。年15回やっていて、600人弱くらい目標という答弁の中で、「東京都赤十字血液センターによると」という枕詞が目立ちました。市としての独自の目標や目的は特に持っておらず、やっているという印象を受けました。せっかくやるのであれば、一緒になって盛り上げ、少しでも献血者を増やす、同じタイミングでドナー登録者を少しでも増やすということをやってほしいと思います。
路上喫煙対策は、新秋津駅前に喫煙所を設置するのを一旦やめて以降、どのように対策をしているのか気になり質疑をしました。いつも通りシルバー人材センターの方の見回りはしているという話でしたが、特にひどいのは夜です。この方たちは夕方には仕事を終えてしまうので、そう言った意味では全く意味がありません。東村山市では罰金を取れる条例があります。答弁によると、条例制定は罰金を取ることが目的ではなく、罰金があるということを示すことで抑止力になるという話でしたが、実際は知らない人も多く、抑止力には全くなっていません。であれば、月に一回とか週に一回とかは言いません。これまで一回も取ったことない過料を一回取るだけで抑止力になります。ぜひ2025年度はやってほしいと思います。
最後にし尿処理の話をしました。
これは一般質問でも、予算決算委員会でも度々取り上げていますが、広域化すべきということをずっと訴えています。ゴミの広域化をするのに、なぜこれはやらないのか。セットで進めて少しでも行財政改革、効率化すべきだと考えます。これまでの答弁の中でもまだ使えるから使うという話でしたが、それでも維持費はかかっているわけです。少しでも早く広域化してしまえば、それも一歳かからなくなるわけです。是非とも検討してほしいと伝えました。
まとめ
今日も出番は2回でした。
少しずつ持ち時間は無くなっていますが、それでも通告した事柄全てできないとしても、優先順位をつけて、少しでも明るい未来にするために、引き続きあと2日頑張っていきます。
今日はこんなところで。良い週末をお過ごしください。それでは。