こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
昨日より一般質問がスタートしました。
私も昨日が登壇日でした。
いつも通り他の方の質問を雑多にまとめつつ、自分の質問についてもまとめていきます。
雑多なまとめ
関係人口
交通の便、買い物の便、公共施設、活気がない、道路の整備がされてない。
49%がふるさと納税のリピーター。
イベントなどで市外からも人が来ている。デジタルスタンプラリー、市外で初めての物産展「ILOVE東村山」も実施。今後も継続して実施していきたい。ふるさと納税の体験型の返礼品を整備、実店舗への誘導をしていきたい。アインPayでの返礼品もちょうど整備した。
アインPay
アンケート参加者やイベント参加者に付与した。
発行手数料で使える、あらゆる行政サービスシーンで使えるようにしていく。
副市長名でアインPayを積極的に使うように予算通達が出ている。
交流人口→関係人口→定住人口へ変えていくのに使っていきたい。
デジタル化
DXに向けて、基盤整備を確実に行ってきた。
統合IDで行っている自治体はそう多くはない。
防災ナビ、ゴミ分別、ロカスタ、連絡アプリ、アインPayの5つのアプリがある。
図書館サービス、児童クラブデジタル連絡帳などはログインをそのまま入れる。今後は上記アプリもたのしむらやまポータル上に入れていく。
オンライン手続きの拡大。UIの改善も行う。アインPayのオンライン決済。
デジタル化を教える人材育成も進めていく。思考習慣を子どもにつけていきたい。そこから論理的思考力をつけて、社会を生き抜く力をつけてほしい。
個人情報漏洩
久米川東小学校で不正アクセスにより、住所、氏名、パスワード、年齢等の漏洩があった。
学校からの通知は保護者宛にはしなかった。全国で起きていた。事業者からはパスワード変更のメールが送られた。写真屋さんと学校が契約、写真屋さんとスナップスナップを運営する株式会社フォトクリエイトが情報漏えい。責任は写真屋さんにある。事業者の再発防止策を注視していく。他のセキュリティ対策を管理徹底していく。

萩山公園設計変更
現場と差異が生じた際には設計変更をする。
契約変更が可能な場合:図面と仕様書が一致しない場合・発注者が必要と認めるとき・受注者の責任によらない場合
契約変更の際に差異を確認するわけではない。
消防団
109名。本団3名、1分団:13名、2分団:15名、3分団:14名、4分団:14名、5分団:11名、6分団:19名、7分団:19名。女性3名。
消防車5t未満を運転できない団員:7名。
準中型免許の取得支援をしているが、3年間で1名のみ。
日本消防協会で医療費補償休業補償、健康診断、慰安旅行、スポーツ大会など福利厚生としてある。店舗の割引きサービスもある。
清瀬:元消防団員、国分寺:大規模災害時の機能別分団員、国籍問わず団員。
旧市立保育園
待機児童数:平成31年91人→令和7年7人
民間移管により一般財源負担は減った。
市内教育施設との連動やアウトリーチもできるようになった。
エリアミーティングにより地域課題を共有しながら、運営できるようになった。
令和6年度2園で1.4億円から8890万円と財源負担減額となった。
民間になったことでオムツの自園廃棄が始まった。
公立保育園を地域の基幹園としている。そのための機能強化をしてきた。
萩山集会所施設
萩山小学校の複合施設に集約される。跡地の検討はまだ行っていない。
萩山集会所は実際に使えるのかどうかを見極めていく。
小川住宅マンション
オーケーストアや575戸の大規模マンションと628戸の大規模マンション
オーケーストアは令和8年2月にオープン
江戸街道は一部東村山市にかかるため、東村山警察署・小平市と一緒に安全管理を行ってきた。横断歩道、ガードパイプを設置する予定。八坂交差点右折レーンの延長も。
保育園学校に関してはまだ小平側からの協議の話はない。
予約型乗合交通
短期的取り組みではあるが、中長期的な取り組みとなっていく。
MaaS実証実験はコロナで中止となった。
アンケート結果よりも大幅に低かった。
これまでで2276万円使った。内訳東京都からは551万円。
令和8年度2985万円。内訳東京都からは896万円。
アンケート結果では行き先が合わない49.4%。
これまでは6エリアだったが、4エリアに変更する。
電話予約時間の延長などを行う。
脱炭素
温室効果ガス削減目標:-53%
廃油回収量は22自治体中回収量1位となった。
家庭では4052トンのCO2削減。
GIGAスクール構想
| 財源 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 |
| 国小学校 | 1.6億円 | 393万円 | 319万円 | 1200万円 |
| 国中学校 | 8800万円 | 210万円 | 162万円 | 560万円 |
| 都小学校 | 2641万円 | 2552万円 | 2629万円 | 2421万円 |
| 都中学校 | 1400万円 | 1361万円 | 1402万円 | 1291万円 |
| 一般財源小学校 | 4600万円 | 2.6億円 | 3.8億円 | 4.8億円 |
| 一般財源中学校 | 2400万円 | 1.4億円 | 2億円 | 2.3億円 |
一般質問について
今回はタイトルを二つとしましたが、大きなテーマは一つ。
子育て支援についてです。
1.「子育てするなら東村山」。その真意とは。
まずはこちらの質問で、東村山市が掲げている「子育てするなら東村山」を問いました。
「子育てするなら東村山」とは、現市長が市長になった時から始めたスローガンであり、緑が残りつつ、都心への交通の便が良い東村山に子育てする環境を整えていきたいという思いがあり、作った言葉という答弁がありました。
特に待機児童の解決を行なってきた。
東村山市における妊娠から出産初期までの予算総額は3.3億円。そのうち国は1.65億円、都は8352万円、東村山市は520万円。
→正直多いとは思えません。現段階で行なっている施策のほとんどは国や都からの補助金、事業です。もっと独自の事業を増やしてほしいです。
東京都においては出生率が下げ止まったという発表もあったが、東村山市においては令和7年度1〜6月で385人と昨年度比19人減少した。ただ、基礎自治体単位で細かく見るべきではないと考えるので、すぐに落胆する数値ではないと考えます。
出産費用の平均は、国51万円、東京都64万円、東村山市は産婦人科がないから統計がない。出産までの補助は超音波検査4回、検診14回。
→検診の無料補助は十分に足りましたが、超音波は全く足らず。要望をしました。
東村山で出産する家庭のうち、核家族9割、仕事をしている7割、産前産後助けてくれる家族がいる9割。→残りの1割の方向けに施策を行うことで、市内に在住し続けたいと思ってくれる家族が増えるはずです。
2.子育て支援の充実を。要望の多い交通費補助、ベビーシッター補助、産後ケアについて。
東村山市には出産のできる産婦人科は一つもありません。市内在住の方は近隣市や里帰り出産をしています。市内にあると助かるという声も多く、私も多く聞きます。青葉町にある多摩北部医療センターでは建て替えの際に産婦人科を入れるということが決まっています。ですが、まだ具体的な時期はわかりません。そこで、「マタニティパス」です。
マタニティパスとは、葛飾区でやっている事業で、出産予定の家庭向けてにスイカなどに6000円をチャージして交通費などに使ってほしいという意味で渡しているものです。東村山市で仮にやる場合には年間900人ほど赤ちゃんが産まれているので、500万円程度予算がかかります。
私としては、他の事業に数千万、数億円単位の予算を入れるのであれば、マタニティパスを新設して妊婦さんに使ってもらった方がいいと考えます。なぜなら、市内に産婦人科がないからです。交通費が他の自治体に住んでいる人よりもかかります。そして、移動の際に自動車を使う人もいるかと思いますが、特に妊娠後期だと自分で運転していくのは危ないです。実際に私も自分で運転はしないでくださいと産婦人科で言われました。つまり、電車やバス、タクシーで行くしかないです。「子育てするなら東村山」という目標を達成するためにも、自治体特有の課題である産婦人科がないという課題を解決するためには非常に有効な施策だと考えます。
ベビーシッター助成もいろんな方からお声をいただきました。
お隣の東大和市では助成をして行なっているのに、なぜ東村山ではやってないのかというご意見もたくさん頂きました。事業者連携型と一時預かり型があります。前者は7/8、10/10のそれぞれ東京都から補助があります。つまりほとんど持ち出しはかかりません。特に一時預かり型であれば市の費用負担はありません。保育園に預けることを整えることも大切ですが、それと同じくらいベビーシッターを整えることも必要です。
産後ケアは非常に重要な制度です。
出産後、心身ともにボロボロです。一説によると、交通事故に遭った後くらい身体がボロボロとまで言われます。東村山市でもデイサービス型、ショートステイ型、訪問型と3種類やっています。ですが、5箇所受け入れているにも関わらず、市内の施設は一つしかありません。そしてお隣小平市では、訪問型家事育児サポーターといって、家事のサポートもありますが、東村山にはありません。東村山にも拠点を増やしてほしい、家事のサポートもやってほしいという提案をしました。
市長からの答弁では、これまでは歴史的な背景から東村山は保育園の整備が遅れていたため、それを解消するために尽力してきた。これからは妊娠、出産、保育のニーズも多様化してきている。マタニティパスなどはすぐには導入できないが検討の余地はある。ベビーシッター助成もちょうど事業者と意見交換も行なっていた。東村山でもニーズはありそう。次の総合計画で考えていきたい。産後ケアに関しては内容を拡充していくというよりも使える場所を市内でも増やしていきたい。というお話でした。
まとめ
今回は、育休明けということもあり、育児の質問に絞って行いました。
これまであまり触れてこなったことだったので、やり方というか課題の取り上げ方がこれまでと違うと感じました。
一方で、質問の際に冒頭でも述べましたが、育休を取ったことで改めて自分でも様々な経験をしましたし、市内在住の様々な方から出産、子育てについてご意見を頂きました。
出産、子育て環境を整えていくことは将来的な投資も含めて他の施策よりも、実になる可能性が高いです。生まれ育った環境に戻ってきたいという子どもたちや、ここで子育てしたんだなという親御さんの思い出などで東村山という地域は紡がれていきます。東村山には親御さんを中心にしたイベントも多いです。そして都心までそこまで離れていない。だからこそ、「子育てするなら東村山」をもっと推進していくためにも、今回取り上げた3つ、妊産婦交通費助成、ベビーシッター助成、産後ケア拡充が必要不可欠です。
今後も取り上げていこうと思います。
今日はこんなところで。それでは。

