こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
本日より決算特別委員会がスタートしました。
今回は暦の関係上、9月12日から19日までと一週間になります。
毎日何時に終わるかわかりませんが、通告したものを最後までしっかりとやり遂げたいと思います。
開会前に
資料訂正
数値などのミスがあった。
昨日3学期から給食費無償化の発表をした。
1/8の負担でも東村山にとっては厳しいが、決断した。
12月定例会に補正予算提出予定。
一般会計
補足説明
納税義務者増、新築家屋増により市税増
企業収益が堅調に推移した
ワクチン接種補助金減で国からの交付金は減
3C補助金増で都からの交付金は増
総括
総括とは、全体にまたがること、決算全体のことを聞くところになります。
雑多なまとめ
市長選挙での公約
暮らしの質:アインPayの創出。消費喚起を実施。東京都との合同防災訓練
街価値向上:高架化工事の推進、東村山駅東口のイベント交流、久米川駅南口の取り組み
東村山創生:アインPay、デジタル化を推進してきた
自然との調和:地球温暖化設備の推進。
子ども子育て:デジタルワンストップサービス、産後ケア、医療費助成制度
その人らしく生きる:引きこもり専用窓口
心豊かな学びの場:学校トイレ様式化、ICT化
市民ど真ん中:HPのリニューアル、オンライン手続きの拡充
新たな種を蒔いた。財政状況が厳しい。事務事業の見直し、中長期的な見直し。
市税収納率
0.1%減となった。経済不安などが影響しているのでは。
東京都職員の派遣があった。ノウハウを学んだ。
交付金とは必ずしも一致しない。
不用額
5億円増。ワクチン接種事業費。昨年度からの繰越、生活保護費なども多い。
実質収支はあくまでもしっかりとやった結果、来年度以降市民サービスにも反映される。
2年連続で不用額について言われた。留意したい。
不用額に関する項目をチェックシートに追加する。
一般的には財政規模の3〜5%の不用額が望ましい。7%は改善傾向。
公共施設の老朽化、DX、学校ICT、全員給食などが必要不可欠な事業。
DX
短期的には成果が見えにくい。
ログなどの確認、コスト削減の分析などでも可能。
これまで整備したシステム基盤などを活用していく。
行財政改革
アクションプラン分:令和4年度1.3億円、令和5年度4.1億円
SDGsモデル事業、売り払い、企業版ふるさと納税
昨年度分の行革も効果額はわかりやすくするため、入れていない。
政策の優先順位を見極めなければならない。
市民や議会と認識を共有していきたい。
退職者
29人:定年0、令和4年度は19人
採用者:39人、2人年度中に退職。1人は補充。
所得額
市民の平均所得:368万6000円、中央値:200万円〜300万円
職員の平均所得:485万9000円、中央値:501万9000円(会計年度任用職員は除く)
含めると平均240万円。約800人の正規職員がいる。
緑地面積
6.31万平方メートル、6.8万平方メートル。8%の減。
15年度15.7331万、17年度14.7694万、19年度13.1715万、平成21年度11.8576万、23年度10.8625万、25年度9.9702万、27年度9.2822万、29年度9.0382万、元年度8.2574万、3年度7.9715万。平成15年度と比較し、55.75%減
令和5年度は買取りなし
外国人割合
3754人2.48%
26年2088人1.37%、28年2391人1.58%、30年2764人1.83%、2年3008人1.99%、4年3008人1.98%、6年3710人2.44%
所有不動産:303人
人口動態
20代-49人、30代218人、40歳以上92人
物件費は増傾向がある。
指定管理やDXによるもの。
一人当たり38万円の経費
純資産比率が近隣他市よりも少ない。
減価償却累計額が多い。相対的に基金が少ない。地方債残高が多い。
企業誘致のための条例策定をおこなっている。
前川公園:スポーツ、レクリエーション、水害対策
アインPay:持続可能な仕組みとして地域経済を活性化
子ども子育てワンストップサービス:プッシュ型の通知
お伝えしたこと
私からはわかりやすい市政運営のために、センターピンはなんだったのか、将来世代にどう向き合うのか、行財政改革について質疑しました。
センターピンに関しては特段断言できるものはないという答弁でしたが、私個人的にはアインPayになるのではないかと考えています。環境政策や経済政策、その他分野にまたがり横断的に入ってるものだからです。これを主軸にすることは反対ではないですが、答弁の中では明らかにならなかったです。
東村山市の財政状況は厳しいという話をよく聞きますし、実際そうなのですが、将来世代にはより良い東村山を残さなければなりません。今行っている投資や事業が将来的に税収として返ってくるような仕組みにしない限り、持続可能性は無いに等しいです。
行財政改革について、今回は特に審議会・協議会・委員会などの付属機関と呼ばれる第三者機関について取り上げました。42機関24協議会5委員会あり、それぞれ年間3241万1500円553万7000円1706万6400円合計5500万円ほどあります。全部の会議体がいらないとはもちろん考えていません。
しかし、全てが必要なのかと考えるとそれも違うと考えています。今回特に他の委員も含めて質疑していた監査委員。これに関しては月10万円年間120万円ひとり当たり払っています。無くすことができるポジションでは無いとは思いますが、払うのであれば、しっかりと費用対効果に見合った仕事をしてもらうべきです。今回、監査委員から出される意見書がいつもより少なかったということが議員の中でも話題になりました。多いから良いとは思いませんが、あまりにも簡素化しすぎだと私も思いました。だから、これに関して取り上げる委員も多かったですが、監査委員本人は決算特別委員会には出席していないので、事務局担当である市の職員が答弁することになりました。そのため深い内容までは答えられず、複数の議員が監査委員を呼ぶべきだということを言っていました。私もその通りだと思います。
この辺は委員会での合議が必要のようなので、次回以降議題にしていきたいと思います。
歳入
歳入とは文字通り、市の収入であり、根源になるものです。
雑多なまとめ
市税
窓口収納が多い。
QRコード納付も増えている。
法人市民税
6000万円減
8分類:製造9%金融7%不動産7%増、通信運輸64%工事30%小売8%減
事業所数3113件減少はなし
原材料価格の上昇、人件費の上昇
固定資産税
新築家屋が増えたため増となった。
たばこ税
分煙施設の整備を進めていくという国からの指針はあるが、目的税ではないので幅広く検討していく。
工場アパート
6年8月に満室となった。それまでは一つ空いていた。
美住リサイクルセンター
リサイクル売り払い1161万円
もの売り払い206万円
17.7%が人件費
アメニティ基金に積み立てられる
雑入
国から来ていても団体からくるものは雑入に当てられる
臨時財政対策債
今後も低い水準で推移していく。
都内の団体とはそれほど差異はないが、地方では財政力指数の関係で低くなっている。
普通交付税の代替財源として考えている。役割として非常に大きいものがある。
数年後にはなくなる。
市町村総合交付金
東京都の予算が増えたから増額となった。
財政調整基金
防災減災、DX推進など行ってきた。
国や都に依存しているため、突発的に対応するためにはある程度必要。
本当に真に必要なものに対して財源措置を行っていく。
所得階層別人数
総数:74537人
〜100万円:5951人、〜200万円18215人、〜300万円16685人、〜400万円11597人、〜500万円7473人、〜600万円4721人、〜700万円3342人、〜800万円2136人、〜900万円1250人、〜1000万円821人、1000万円〜2346人
土地売り払い
第二保育園1坪74万1000円
野口町80万8000円
久米川庭球場49万9000円
ふるさと納税
4.6億円の流出
企業版:匿名での寄付もある。
収納率
多摩26市平均:99.5%、滞納繰越分42.2%、合計99.0%
小平:99.6%、43.9%、99.1%
お伝えしたこと
歳入に関しての目標を持っているのかという質疑も準備していたのですが、例によって一番最後ということもあり、先に聞かれてしまいました。結局のところ、いくら歳入を増やすのような目標はないという答弁でした。
法人誘致を掲げている今、歳入に対する目標がないと、どれくらいの企業数、規模の会社を誘致すればいいのか、はたまた市内企業にどのような支援をするのかという目標が立てづらいと私は考えます。目標がなければ、実行には移せません。民間では当たり前でも行政では当たり前ではないことも多数あるということは改めて感じました。
また、ふるさと納税について質疑しました。
収入が1100万円、流出が4.6億円ということで令和4(2022)年度は400万円、3.6億円という数値だったことを鑑みると、尽力いただいていると私も感じる一方で、流出額がとんでもないスピードで進んでいき、追いついていません。具体的な施策をしているにもかかわらずです。実際に私の質疑の中で、登録社数は増えたし、返礼品の数も増えています。それでもやはり追いつかないということは、今度は顧客側、納税する側にアプローチをかけていかなければならないと思います。
まとめ
初日は19時過ぎに終わりました。
いつもの議会などと同じでいつも通り最後ですが、前回の決算特別委員会、予算特別委員会を経て3回目ということもあり、どのような質疑が残るか、どのような視点で質疑すれば良いのかが前回よりもわかってきた気がします。
明日以降も続きますが、引き続きみなさんの税金の使い道をしっかりと見ていきたいと思います。
今日はこんなところで。それでは。