こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
本日は久しぶりの萩山駅からスタートして、ボクシング行ったり、市民の方からの相談を市役所に届けたりしていました。
さて、とうとう昨日、9月議会の一般質問の通告を終えました。
今回はいつもより悩み抜き、少しだけ軽めのテーマを取り扱う予定です。
今回もどんな想いがあって、質問しようかと思ったのか、何をしたいのかなどを赤裸々に書いていきたいと思います。
子どもたちの未来のために
今回の大テーマは子どもたちのために未来に向けてできることは積極的に今のうちからやっていこう!としました。
この夏特に感じましたが、暑すぎるがために外に出ることを制限されてしまったり、コロナ禍もそうでしたが、休校や黙食など最後の最後まで一番最後に変わるのは子どもたちの環境でした。マスクをするのは自由ですが、半ば強制のようになってしまい、今でも同級生の顔がよくわからないと言ったことや修学旅行や遠足に行けず、学校での思い出が少ないと言ったことも挙げられます。他方しょうがない部分もあるとは思う一方で、未来が心配になりました。
かくいう私も小学校3年生からゆとり教育を受け、当時こそは急に土曜日の学校がなくなったことは嬉しかったですが、社会に出てみると、「ゆとりだから」と自らが望んだ訳ではないのに、そのようなことを言われてしまったりしました。おそらくどの世代もあるとは思いますが、子どもたちにより良い環境を残していくのは政治の責務であり、最も我々大人がやるべきことです。
そんなことを思いながら、今回は中テーマとして2つ取り上げます。
①主権者教育・子ども議会
主権者教育というものがあります。
平たく言うと、自分がこの国、このまちを自治しているんだという気持ちを持てるような教育のことを言います。その結果、いわゆる当事者意識が芽生え、投票率が上がったり、まちのイベントに参加する人が増えたり、イベントを主催する人が増えたり、立候補する人が増えたりします。
なぜこれを取り上げたかというと、人口減少への対策のためです。
東村山市も日本の人口が減少するのと同じように、緩やかに人口が減っていくという予測を立てています。その減少を少しでも食い止める、少しでも市外に流出してしまう将来人口を減らす。そういった意味もあります。
その主権者教育をどこまで東村山市は行っているのかということを確認しつつ、複数の提案をしています。主権者教育とはシビックプライドや地元愛と重なる部分があると私は考えています。自分でまちのことを考え、行動していった結果、まちのことが好きになり、市民としてのプライドを持っていく。これは自然な流れだと思います。だからこそ、今回廃止になってしまった運動公園プールやなぎさ体験塾は主権者教育といった面でもマイナスに働くと考えています。
普段から私は小さな政府、つまり極力政治が関わることは少なくして、税金を集めるのはやめようという思考を持っており、議会でも事業の廃止や減税を訴えている唯一と言っていい議員だと思います。ですが、子どもたちへの予算、未来への投資は徹底的に行うべきと考えています。だからこそ、今回のように事業を減らすのであれば、どこかで均衡とまでは言いませんが、事業を作ってほしい。そう考えています。
また、特に運動公園プールの廃止は私のところにも残念という声がたくさん届いており、私としては議会に出された議案にも賛成しましたし、廃止は止むを得ないと考えてはいます。ですが、それに変わる何かがほしいとこの間ずっと考えていました。そこで今回取り上げた主権者教育、特に修学旅行で万博に行くこと、子ども議会へと繋がってきます。
簡潔にお伝えすると、SDGsを推進しているまちとしてSDGsの祭典として絶好の機会である万博が来年行われるので、学校で行ってみたらどうか、ということと、生徒会サミットや子ども議会などで子どもたちに予算をつけ、自分自身で決めることをやってみてはどうか、ということ2点です。
どちらも主権者教育、シビックプライド、地元愛醸成に非常に効果的だと考えています。まずは市の考え方を知り、そこから提案していきます。
②隠れ教育費・給食費無償化
隠れ教育費というものがあります。
簡単にいうと、義務教育中にかかる教育費のことです。例えば、ランドセルだったり、ドリルだったり、制服だったり、彫刻刀だったり、習字だったり、給食費だったりのことを指しています。近年ではここにかかる費用が増大しており、保護者の負担が増えています。
今回は悩みましたが、特に給食費について取り上げていきます。
給食費の無償化は全国的に進んでおり、東京都でも無償化を行う自治体には補助を出すということも行っています。しかし、東村山市ではまだ行われていません。
そもそも現在、中学校は全員給食ではなく、ランチボックスを2種類のうちから選ぶか、弁当を持参するかという方式になっています。これは令和8(2026)年度中には全員給食になることが決まり、青葉町に新たに給食センターが建てられることも決まりました。
今回はその後の話を少ししつつ、現在全員給食となっている小学校からでも先に無償化を行うべきではないかという話をします。小学校が無理なのであれば、多子世帯例えば第3子以降や小学校1、2年生だけでも先に行うべきだと考えています。
その理由は2つあり、一つ目は給食費を無償化する意思があるということを市民のみなさんに見せることができるからです。先日、カフェを誘致してほしいというお声に関してのブログを書きました。その次くらいに多い声として、給食費の無償化があります。「他市では始まってるのになんで東村山はまだなの?」という声が本当に多く届きます。こういったお声に少しでもお答えできるように行財政改革の提案などをしていますが、できるところからやるという姿勢も非常に大事だと考えています。例えば第三子以降だけ、小学校1、2年生だけ無償化をするとかでもできたら、市民の皆さんは「やる気はあるんだな」と感じると思います。全くやってないからこそ、やる気がないと思われてしまうのも市にとって損だと私は感じます。
二つ目の理由として、給食費無償化に向けた実証実験ができるからです。
全国的な流れからしても給食費無償化は止められない流れだと思います。だからこそ、今のうちに部分的に導入することで、実際に全学年導入した際の実証実験をし、今のうちにノウハウを貯めておくということもできるわけです。また、先日発生したUSB紛失事件も根本から解決ができます。そういった形で部分導入するメリットだけでもたくさんあるので、是非とも積極的に考えてほしいという意味も込めて、今回は質問をしていきます。
まとめ
今回は子どもに軸を置いた質問になります。
とにかく私は次世代の国民や市民にしっかりと予算を回し、彼らが日本を東村山をさらに紡いでいけるような環境を作っていかなければならないと考えています。少しでも良い回答を頂けるように引き続き当日まで準備をしていきます。本番は9月2日の午後いちになるかと思います。
今日はこんなところで。それでは。