こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。
本日も一般質問でした。最終日となりました。
今日もあるアクシデントがありました。体調不良の議員さんが多い中、本日一般質問の順番のだった方も午前中から体調不良でなんとか出席していましたが、朝からしんどそうで、結局欠席となってしまいました。そして、その方の順番になった際には飛ばすということがおきました。欠席すると、一般質問は飛ばされようです。
様々な意見があり、議会運営事務局の仕事もあるので、理解しましたが、なんだかもったいないな感じてしまいました。何か違った形でルールを変更することができないか考えてみます。
さて。
本日、一般質問3日目の中で勉強になったこと、気になったことをまとめてみました。
市内ベンチ
久米川駅北口、南口のベンチ問題は先日、市でアンケートしていたように、課題の一つになっているかと思います。簡単にまとめると、ベンチはあった方がいいけど、たむろされたら困るという問題があります。特に南口は、その傾向が顕著です。そういった背景もあり、コロナの感染拡大を理由に未だにフェンスで囲まれています。
今回、他の方も質問していますが、ベンチはあった方がいいのは間違いありません。答弁の中で、経緯不明のベンチがあるという回答もありました。勝手に置かれてしまうこともあるようです。勝手に置かれても、便利がゆえに撤去できないということもあるようです。
ベンチを設置するには東京都の決まりで一定の広さが必要で、そういった公道は東村山市にはほとんどないようですが、公園や緑道などは別のようです。
HPVワクチン
HPVワクチンとは、子宮頸がん(子宮けいがん)を防ぐ効果が期待されるワクチンのことで、10年ほど前には副作用が話題となり、一時中止されていましたが、現在では安全性が今一度確認され、積極的な接種の推奨がされています。
その中でも、東村山市では、接種率が低いとのことでした。10年ほどまでに副作用の件もあり、4%程度となっているようです。
部活動の外部指導員
学校教員の長時間労働が叫ばれて久しくない昨今ですが、特に中学校の部活動に焦点が当てられることもあります。その部活に外部指導員を入れようということで、行政も動いています。外部指導員が入ることによって、部活動の廃部が防げたり、強い部活になってたりするというメリットが考えられます。一方で下記のように”教育”的な問題もあるようです。
外部指導員はあくまでも部活動のプロであり、先生ではなく、教員免許も持っていません。だから社会性や情緒など学校で育まれるべきことを彼らに求めることは本来的ではないと考えます。
学校選択制という制度についてもありました。
市立の学校に関しては、学区域近くに住んでいる生徒は近くの違う中学校を選択することが現在できますが、他の離れたところにある学校を希望しても、特別な理由がない限り行くことはできません。
例えば、豊島区などは「隣接校選択制」という制度を入れていますが、それによって生徒が偏ってしまったという現実もあります。私の母が通っていた朝日小学校は人数が少なくなってしまった、朝日中学校は廃校となってしまいました。
直接的な原因ではないかもしれませんが、学校選択制にはこのようなデメリットも存在するというのが事実としてあります。
特殊詐欺の多さ
東村山市は大きな犯罪は少ない街だと私も思いますが、一方で軽犯罪と呼ばれる犯罪が多く、特にオレオレ詐欺などの振り込め詐欺は、どこかの調査で見ましたが、東京都でも上位に入るほど多いそうです。日中様々なところで、車が走っており、注意喚起をしているのをよく聞きます。
また、自転車盗難も多いです。私も家の敷地に停めていたのに、2回ほど盗まれた経験があります。私の一般質問でも取り上げましたが、東村山市が自転車社会であるということも、もしかしたら関係しているのかもしれません。
公園でのボール使用について
現在、市内の公園ではいたるところに「ボール使用禁止」の張り紙がしてあります。実際は、硬いボールや公式の球などは現在禁止ですが、小さい子が使う柔らかいボールは使ってもいいとのことでした。また、大きな都立公園(例えば東村山中央公園など)はボールの使用が可能です。
詳しく聞いてみると、放課後の学校でのボールの使用は禁止しているわけではないですが、あくまでも教育委員会が学校の管理をしているので、入ってくる人の管理はしたく、そして怪我の責任もあるため、なかなか踏み出せないとのことでした。
私は、公園でボールが使えない子どもたちが公道でボールを使って遊んでいるという風景を何度も見たことがあります。実際、私も小中学生の時そうでした。そのような状況の方が危ないと考えているので、であれば早急に公園や学校でのボールの使用を認めた方が、死亡事故や万が一の事故は防げるのではないかと考えます。
不登校の課題
東村山市には(確認しているだけで)小学校132人、中学校246人の不登校の方々いるとのことでした。多いなと私は感じましたが、教育委員会によると、全国に比べると抑えられているとの答弁でした。
一概に不登校が悪いとは思いませんが、それぞれに合った、きめ細やかな支援を心から望みます。いざとなれば、民間のフリースクールやNPOなどにもお願いをし、一緒にやっていくことも必要になってくると考えています。
給食費の無償化
東村山市で給食費を完全に無償化するためには、6億円ほど必要とされていますが、条件を絞れば変わってきます。
第2子以降無償:2億9000万円
第2子半額・第3子以降無償:1億7300万円
上記であれば、行財政改革をしっかりと行うことができれば、東村山市の財政でも十分に可能だと思いました。いきなり、全員無償となると、財源が非常に限られている東村山市の財政では正直厳しいところもあるかと思います。日本維新の会としても現実的な方法をしっかりと模索していきます。
財源なしの話はしたくありません。お金に有限です。だからこそ、どこを削るのか、そしてどうやって入りを増やしていくのかを常日頃考えていきます。
放置自転車の定義
離れている時間や本人がどこにいるかには関わらず、駐輪していい場所にあるかどうによって放置自転車であるとされるようです。久米川駅南口は放置自転車の問題が多く、確かに他の地域に比べると厳しめに仕事をされている気がします。
今回の質問では、高齢者が市営の駐輪場まで行くのが大変だから停めてても取り締まらないでくれという提案でした(少なくとも私にはそう聞こえました)。確かに一理あるかもしれませんが、公共の福祉を考えると、私は現状が正しいと思います。
今回の一般質問で、様々な方が様々なご意見や提案をされていましたが、ほとんど全て財源が必要です。その財源を生み出すためには、方法は二つしかありません。一つは今ある財源をどこか削ること。もう一つは財源を増やすことです。
過去の一般質問を見てみてもそうですが、財源があれば解決するものも多いです。だからこそ、私はこれからも、財源を増やすために①行財政改革②歳入を増やす提案を今後もしていきます。
今回の一般質問で、他にも様々な感じることはありましたが、後日のブログで少しずつ書いていきたいと思います。
こんなところで。それでは。