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【初の泊まり】姉妹都市柏崎市との研修会。全容と旅行なのか問題について。

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

本日は朝、久米川駅からスタートして、議院運営委員会をオンラインで傍聴しつつ、チラシの作成をしておりました。

さて。
月曜日と火曜日7月8日9日と姉妹都市である新潟県柏崎市で研修会に参加してきました。柏崎市は言わずと知れた原発のまちであり、姉妹都市ということで2年に一度交流をしており、順番に東村山から行く、柏崎から来てもらうということをおこなっています。それによって、任期4年で2回交流ができ、場所もこちらとあちらと一回ずつ経験できることになっているようです。
今年はコロナ明けてから初めての交流ということで、2期目の方は全く経験をしていなかったそうなので、我々1期目の議員も合わせると半分くらいが初体験ということになりました。

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研修内容

7日(月)の6時30分に市役所に集合し、出発。
そこから柏崎に向けてバスで行きました。

ランチは、天ぷらそばでした。

その後、柏崎市役所に到着し、研修会がスタート。

研修会は二部構成となっており、第一部ではお互いの議会についての説明を改めて行う時間、第二部はテーマごとに分かれて分科会形式で議論するというものでした。

第一部の議会説明では、最初からの紹介ではなく、この5年間の歩みということで双方とも紹介しており、2年後、東村山で行う時にはこの2年間に何をおこなってきたのかということを報告し合う形になるのかなと思いました。

様々資料もありつつ、柏崎市議会について知ることができました。コンフィデンシャルな部分もあるかもしれないので、詳細な内容には触れないですが、良い時間となりました。

第二部では、テーマごとに分かれ、分科会形式での議論でした。
「委員会における政策研究について」「議会報告の新たなスタイルについて」「一般質問のあり方について」の3つのテーマでしたが、私は広報広聴委員会ということもあり、「議会報告の新たなスタイルについて」の分科会に参加しました。

当たり前かもしれませんが、どちらの議会を合わせても最年少ということもあり、様々な意見を求められました。これまで1年間、広報広聴委員会としてやってきたことをまとめながら、市民との距離感、政治家の実態なども含めて、思うことを正直にお話ししました。
柏崎市議会は、年に2回議会報告会をおこなっていますが、一回は全体に向けて、もう一回は11の中学校区に分かれておこなっているので、一年でおこなっている回数は計12回になります。一方、東村山市は毎議会ごとにおこなっていますが、だいたい1回につき1回、仮にオンラインを入れると2回、また次の議会報告会は2か所で行うので、年間8回やっている計算になります。そう考えると柏崎市の方が数だけ見た場合には断然、東村山よりも開かれた議会と言えるかもしれません。
内容面では、東村山市の場合、議会報告会としており、市民の皆さんから意見を伺う意見交換会というよりも、議会報告の面が強い一方で、柏崎の場合は意見交換会という名前でやっており、議会報告はほとんどやっていないということでした。どちらがいいのか良し悪しはあるかと思いますが、現状を変えるためにも名前から刷新するということはありなのではないかと私は考えます。

文京区議会がおこなっている議員とランチする議会ピクニックの話や、議場で議会報告会を行うこと、またゲリラ的に駅前や商業施設で行うことなど様々な形で意見交換をしました。いずれにせよ私はもっといろんな方に議会報告会に来ていただき、議会に興味を持っていただき、当事者となっていただき、監視してほしいのです。そのためにまだまだ議会報告会含め、議員側、議会側はできることがたくさんあるなと感じています。

各分科会で議論をした後、また全体で集まり、それぞれどんな話が出たのかということを報告し合いました。その後、懇親会でした。

懇親会は研修会に参加した全議員と議会事務局も参加し、お酒を交えて、各々様々な意見交換を行いました。昭和的なスタイルを一概に否定するものでも、肯定する立場でもないですが、こういった場も大切だなと感じました。おかげさまで何人かの柏崎市議会の議員さんと仲良くなることができ、双方に連絡を取り合う仲にもなりそうです。
私の場合は、その後仲良くなった議員さん何人かと引き続き真面目な話をしておりました。本来お酒の場というのは、そういった話がNGであることも多いため、私としては真面目に話す場も嬉しいなということで、ついついお酒が進みすぎてしまったところもありました。

翌日は朝ご飯を済ませ、8時30分に宿を出ました。
宿は市役所から歩いてすぐのところにありましたが、バスで行き、柏崎市議会議場を見学。新しさと配慮、いわゆるUI UXに感動しました。

その後、「木村茶道美術館」へ行きお茶を体験しました。
この場所は全国で唯一、人間国宝の方の作品や貴重なお茶碗を使ってお茶を飲めるというところです。議長が使った器は800万円するというということを後で知り、みんな驚いていました。

そして、柏崎港観光交流センター「夕海(ゆうみ)」へ行き、名物を確認しつつ、各々お買い物という流れのち、お昼ご飯を食べて東村山市役所へ帰ってきました。

研修は旅行なのか。不必要なのか。

今回、初めてこのような泊まりがけの研修?視察?に参加しました。
結論からいうと、一概に旅行と言って否定するものではないなと私は感じました。

私は生活文教委員会に所属をしていますが、この委員会では遠くに視察は行きませんでした。これは私自身も提案し、近場で良い事例なんていくらでもあるんだからわざわざ遠くに行く必要はないと考えているからです。実際、その意見が採用され、お隣の小平市へお邪魔しました。他の委員会では泊まりがけで遠方に視察へ行っている委員会もあるようです。

研修はオンラインでもできる、議場見学やお茶の体験などはただの旅行だと言われる側面もわかります。実際に楽しんでいる時間も多かったかと思います。しかし、現地に行き、お金をしっかりと使って帰ってくるということも必要ではないかと私は感じました。また、今回の場合、姉妹都市ということもあり、他の視察とは訳が違います。これまで紡いできた姉妹都市との関係性もあるので、私はこの2点から今回の柏崎市での研修会は否定されるべきものではないと考えています。

ですが、Xなどでも話題になっている通り、現地で良からぬことをしたという話も出ています。こう言ったものはどんな状況でも許されるものではありません。私はその現場を見ていないので、なんともこれ以上は言えませんが、まずは自身に対して今一度注意喚起をしたいと思います。

また、もう一つの争点として、税金を使っているということも挙げられます。
今回の場合、議員への徴収額は11,600円でした。ほとんどの料金はこちらに含まれているかと思います。これが仮に議員の手出しが全くなかったり、5,000円となった場合には、税金の無駄使いと言っても過言ではないと考えます。しかし、先ほどもお話しした通り、今回の場合は姉妹都市との交流なので、それだけでも現地に行って自分たちで費用もほとんど払って行く理由は、税金を多少使ってでもあったかなと私は考えています。

全てのこう言った視察や研修旅行に賛成している訳ではないということを改めて断っておきます。
実際、テレビなどでも取り上げられるような実態は酒飲んで、騒いでいるだけという研修や海外で税金を使って豪遊しているという視察もあると私は思っています。大なり小なり、どのまちにもそれはあるような気もしています。
だから私は、委員会の視察は近場にしましょうという提案をして、実際に行きました。

全ての遠出の視察が意味がないとも思いません。
その研修や視察が意味があるのかという軸は下記になるかと思います。
・税金を使っている有無、費用対効果
・実際に行った時と行かなかった時の学びの差
・行った場合に形成される人間関係の濃さ
・市とその他自治体との交流の促進度合い
・政策に活かされる深さ
この辺が大切になってくるかと思います。

少し話は逸れますが、自費で行く視察は全く問題ないと考えます。そこに政務活動費を当てていくとなると話は別ですが、私の場合はもらっていないので、頂いている議員報酬の中から全て出しています。そうなると、会社員の方でいう給与から勝手に行っているだけなので、何も問題ないと考えます。
ですが、我々議員はご信託を頂いているということを常に意識しながら、その対価で議員報酬を頂いているということを念頭に動かなければならないと思います。それ以上は各々の議員が判断することですが、私の場合自費であろうとなんだろうとブログやYoutubeにまとめているので、全てオープンにしています。

ここまで長く書いてきましたが、今回の柏崎市での研修は非常に意味のあるものだったと私は感じています。様々な考え方があるとは思いますが、今回実際に行ってみてからこの研修の意義について考えようと思っていたので、その点は果たせました。

引き続きできる限り情報公開の徹底と透明化に努めていきたいと思います。
今日はこんなところで。それでは。

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