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【一般質問】今回はこれ!維新ぽいかもしれません。

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こんばんは。
東村山市議会議員のかくたかづほです。

昨日は朝から市役所にいまして、様々な所管を回らせていただきました。頂いたご意見もしっかりと市役所に届けました。本日は、高架下活用事例として、秋葉原に行ってきました。先日のバレーボールで打ちどころが悪く、腕が青くなってきたり、筋肉痛がひどく、日々の運動不足を実感しているところでもあります。

さて。
昨日9月定例議会が告示され、一般質問の締め切りが11時となっておりました。今回が2回目の一般質問ですが、その内容を公開します。前回の6月議会の一般質問と、一般質問とはなんなのかについてはこちらをご覧いただけるとわかりやすいかと思います。

今回も大きくテーマを1つに絞りました。
タイトルは

実情に合わせた事業実施を!次世代への徹底投資のために!

としました。

私が所属している日本維新の会は次世代への徹底投資というものを掲げています。大阪から始まった政党ですが、給食がなかったところから始まり、給食費の無償化、高校の無償化、ついに大学の無償化や私立高校の無償化まで実現しようとしています。その他、塾代バウチャーなど様々な形で次世代である子どもたちに予算を回してきました。
決して増税せず、国からの交付金を頼りにせず行ってきました。

東村山市は実情として、国や都から交付金や補助金がないと厳しい財政であることは周知の事実です。だからと言って、何でもかんでも国や都にお願いしますというのは間違っていると考えています。そうではなく、東村山市内でもまだまだ無駄といいますか、実情に合っていないと思われるようなこともたくさんあります。
前回6月の一般質問では、いわゆる”入り”を増やすような施策の質問提案を行いました。貴重な観光資源である銅像の移動や、サンパルネにある観光案内所、シェアサイクルについてです。今回はその逆、”出し”を減らすような質問提案を行います。財源を適切に振り分けることができれば、給食費の無償化も今の財務状況でも決して不可能ではないと考えています。

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東村山市営住宅のあり方について

東村山市には91戸、富士見町に市営住宅があります。
一方で、東村山市には都営住宅もあります。5,686戸あり、その他東京都住宅供給公社などが運営している賃貸物件なども合わせると8,248戸あります。都営住宅の中では、改修中のものも含めて、762戸空きがあるというデータもあります。

住宅の問題なので、簡単には行かないですが、それでも将来的には少子高齢化がもっと進むことは避けられない事実であり、実際に東村山市では公共施設再生に向けた小中学校の統廃合の検討も進んでおります。インフラを整えるという面でも、東村山市の財政の面でも、より利便性の高い住宅の提供という面でも、市営住宅の存在についてはしっかりと検討していかなければならないと考えます。

周りの市には、そもそも市営住宅すらないという街もあり、今後の東村山の財政を考えると廃止という選択も取らなければならない時もくると考えております。年間1000万円弱使われている予算を次世代に向けて、子どもたちに向けて予算を当てていくことが可能となっていきます。

し尿処理について

東村山市は独自で、し尿処理施設を持っており、平成17年に建て替えが行われました。

し尿とはいわゆるボットン便所のことです。
実は私の友達の実家もこのタイプだった記憶があり、週に一回ほど自宅に来ているときは物珍しさでほとんど毎回覗きに行ってました。

東村山市はほぼ全ての区域で下水道が通っているので、汲み取りにわざわざ行くのではなく、下水に直結させた方が圧倒的に効率的です。確かに古い住宅などにまだ住まれている方もいるのは事実なので、もちろんその方への配慮をしなければならないですが、汲み取りの方が水洗よりいいという方はそんなに多くないと考えられます。東村山市では現在600戸あまりのご家庭がこの汲み取り式で、年間2100万円ほどの予算が使われています。

一気に変えるのはなかなかハードルが高いですが、実はある組合があります。
それは「湖南衛生組合」です。

湖南衛生組合 – 公式ホームページ
湖南衛生組合は武蔵野市・小金井市・小平市・東大和市及び武蔵村山市の5市でし尿の下水投入施設の共同運営で、単独(合併)浄化槽の汚泥や、建設現場の仮設トイレの設置などを行っております。施設に隣接し設置された菖蒲園の運営や搬入量に応じた効率的で周...

多摩地区では、多摩六都科学館や昭和病院のように地域連携で進めているものがいくつかありまして、そのうちの一つがこちらの「湖南衛生組合」です。
加盟している市は、武蔵野市、小金井市、小平市、東大和市、武蔵村山市で、今年度から立川市、国分寺市が新たに加盟しております。

相手方との交渉が必要になってきますが、こちらに加盟することができれば、年間2100万円使っている税金を少なくとも1/3にすることができます。例えば、その浮いた1/3のお金で水洗工事を進めていき、汲み取り式住宅を無くし、その後は毎年1400万円ほど浮かせることができます。

このお金を例えば、給食費の無償化やその他子どもたちへの施策に活用することが可能となってきます。

東村山市長寿記念品の支給について

東村山市では、80歳、88歳、100歳を迎えた高齢者の方々にそれぞれ、お手紙、5000円相当品、25000円相当品を贈呈しています。もちろん高齢者の方々を敬うことは大切なことですし、先人のお陰で我々世代が生きていることは間違いありません。

一方で、これが創設された時と状況が違っているということも考慮しなければなりません。
現在、80歳を迎えるというのは昔よりは難しくないというのは、わかるかと思います。その結果、この5000円相当品の贈呈でも毎年増額していく可能性があります。

東村山市でも実は何度か条例改正がされており、減額や現金給付から現物支給になったという経過があります。他の自治体でも財政を圧迫しかねないということで、減額や廃止といった処置を講じている自治体もあります。

現在、こちらに使われている予算は年間540万円ほどで、88歳の方が500人ほどですが、このまま推移すれば88歳の方が2000人になってしまう年もあります。そうなるとそれだけで倍以上の予算がかかることになります。一般質問では、これまでの条例改正の経過、つまり減額した経緯や現金給付から現物支給になった経緯を質問しつつ、これからまた改正しなければならないということをお伝えする予定です。

どうしてこの3つにしたのか

前回の6月議会ではじめて一般質問をしました。その際には、いわゆる”お願い”のようなものをしました。ほかの議員の方も同じく、この仕組みを作ってほしいや増額してほしいなどのお願いをしている方が多かった印象です。
しかし、無い袖は振れません。どんなにお願いしたところで、「財源がない」と言われたら、終わりです。だからこそ今回は、無理のない範囲で財源を生み出せるような一般質問にしました。仮に全てうまくいけば、年間4000万円弱のお金を浮かすことができます。

我々日本維新の会はこれまでも増税することなく、行財政改革によって財源を生み出し、子どもたち、次世代への徹底投資を行ってきました。そして、私も身を切る改革を行っています。
この「身を切る改革」とは、財源を生み出すものではありません。「改革を一緒にやっていきましょう!」という意志の現れです。私も毎月歳費の1割をカットしています。だからこそ、一緒に東村山市民の方にとってより良いまちを作っていこうという想いで動いています。みなさんがお支払いした税金がしっかりと使われているのか、そしてそれは持続可能なのかを見ていくのが議員の仕事です。

だからこそ、今回はこのような質問にしました。おそらく賛否はあるとは思いますが、業務効率化し、少しでも持続可能な形にしていく。国や都からの補助金や交付金頼りではなく、少しでも自分たちのまちで自由に使えるお金を増やしていく。
それによって東村山は豊かになっていくと考えています。

一般質問は9月11日のお昼頃になるかと思います。
ぜひオンラインや後日議事録、そして議会報告会やこちらのブログでも発信しますので、ご覧いただければと思います。
今日はこんなところで。それでは。

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